ボスコヴェローチェ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のブリックスアンドモルタルはジャイアンツコーズウェイ産駒で、5歳時にブリーダーズCターフ、アーリントンミリオンSなど芝G1を年間5勝し米年度代表馬に選出されています。翌2020年から本邦で種牡馬入りしており、サウジアラビアロイヤルC勝ち馬のゴンバデカーブース、兵庫ジュニアグランプリに勝利し全日本2歳優駿では2着だったイーグルノワール、船橋のブルーバードCを制し羽田盃でも2着に入ったアンモシエラなどを輩出。産駒は芝、ダートの双方で活躍しています。

いっぽうの母系ですが、2代母が名牝ウインドインハーヘアであり、ディープインパクトやブラックタイドは本馬の伯父にあたります。母のランズエッジは未勝利でしたが、クイーンC3着の半姉ロカの産駒にホープフルS馬レガレイラ、同じく半姉ブルークランズの仔が今年の桜花賞馬ステレンボッシュです。また半兄ヴァルコスは青葉賞2着馬、甥には京成杯2着のアーバンシックがいます。一族にはダービー馬レイデオロ、帝王賞馬ゴルトブリッツ、NHKマイルC馬ウインクリューガーなどがおり、活躍馬多数のファミリーです。

本馬は2021年のセレクトセール当歳市場で１億1550万円にて取引されました。
昨年５月には栗東トレセンへ入厩してゲート試験にも合格しましたが、放牧先でノドが気になり検査したところグレード3の喉頭片麻痺（ノド鳴り）との診断。７月３日に手術を実施しました。
再調整され、今年3月10日の中京芝2200m未勝利戦で初出走。レースは後方2～3番手からの追走で、3コーナー過ぎから仕掛けようとしたもののなかなか前との差は詰まらず10着に敗れています。
中1週の同距離戦では中団の外に位置取りましたが、ラストは置かれてしまい殿14着での入線。勝ち馬との着差は3秒9差でした。また5月5日の新潟ではダート1800m戦にエントリーしましたが、後方からの競馬となり12着敗退でした。
そして5月19日の京都芝2400m戦では後方から4～5頭目からレースを進めますが、3コーナーから位置取りを下げ勝ち馬から2秒5差の15着でのフィニッシュ。３走成績による出走制限を課せられました。
ここまで4戦に使われたものの、全体的に緩い感があります。手術を行いましたが影響がまだ残っているのかもしれません。仕上がりに時間がかかることから、このタイミングでのオークション出品となりました。
変わり身があっておかしくない素材ですが、良化には少々お時間をいただくかもしれません。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・左前球節形悪い
・右首・肩イワオチ
・全身皮膚病

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※2023年7月3日（2歳時）に喉頭片麻痺の手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
6月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：大野 照旺