オジョウ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のヴィクトワールピサはネオユニヴァースの産駒で3歳時に皐月賞と有馬記念し最優秀3歳牡馬に選出。4歳時にはドバイワールドCに優勝し、翌2012年からスタッドインしています。初年度産駒のジュエラーが桜花賞を制したほか、秋華賞2着のパールコード、府中牝馬S馬のスカーレットカラー、フローラ勝ちのウィクトーリア、セントライト記念1着のアサマノイタズラなどの活躍馬を輩出。またウォーリングステイツが独G3バヴァーリアンクラシック、ミッシングリンクは交流重賞のTCK女王盃に勝利しています。なお2021年からはトルコで繋養されており、現地で人気を集めています。

いっぽうの母系ですが、母のイニシャルダブルは未勝利。半姉に5勝をあげフィリーズレビューやCBC賞などで3着に入ったアネゴハダ、半兄にJRAで3勝のリトルクレバーがいます。2代母ウォートルベリーは仏G2ジャンロマネ賞など重賞3勝、伯父のストローハットはユニコーンS勝ち馬で、叔母のマルカソレイユはJRAダートで5勝をあげオープン入りを果たしています。また3代母のロティーナからは仏G1サンタラリ賞勝ちのベルエセレーブル、英ダービーを制したウィングズオヴイーグルズ、仏重賞3勝のヴァレンティノなどの活躍馬が出ています。

本馬は2023年12月23日の阪神芝1400m新馬戦でデビュー。ゲートはまずまずでしたが、行き脚がつかず後方3、4番手からの追走となります。勝負どころから追い上げようとしたものの前との差は詰まらず1着から2秒7差の15着敗退でした。
今年1月の京都芝1600m戦ではスタートから仕掛けていき2、3番手につけてレースを進めます。もっとも4コーナーで置かれてしまい、位置取りを下げ最後は11着でのゴールでした。2月の小倉芝1200m戦では後方に置かれるも3コーナーからインをついて前へと進出を開始。もっとも直線で伸びがなく14着に敗れています。その後は休養を挟み4月の京都芝1400m戦で復帰。中団のインから追走し、0秒7差の13着でした。
そして6月2日の京都ではダート1400m戦に出走。後方3番手からの位置取りとなり、ラストも伸びがなく殿16着に敗れています。勝ち馬から4秒1離されており、タイムオーバーによる出走制限と３走成績による出走制限を課せられています。
デビューからここまで5戦に出走しましたが、スピード、スタミナともに不足している現状です。そこで地方でレースを使いつつ良化を待つことに期待して、今回のオークションとなりました。
環境を変えてリスタートし、心身ともに成長すれば変わり身があるものと考えています。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・左トモ繋内側傷
・全身皮膚病
・さく癖

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2024年7月2日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2024年6月2日（日）　4回京都2日　3R　3歳未勝利　　ダ1400m（稍重）
　　　結果16着　　タイム1:29.9（1着馬からのタイム差4.1秒、5着馬からのタイム差3.1秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
6月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡 浩二（インボイス登録あり）