イーグルアモンの22　　牡２歳　　※育成馬（未登録の2歳馬）

父アドミラブルはキャリア僅か5戦の中で青葉賞優勝、日本ダービー3着と、類まれな能力を示しました。2歳9月の新馬戦こそ9着に敗れましたが、敗因となった喘鳴症の手術に成功して復帰後は未勝利、アザレア賞、青葉賞といずれも2馬身半差以上をつける楽勝で3連勝。迎えた世代最高峰の舞台では、不利な大外18番に入り、スローペースの後方から外々を回らされる厳しい展開も影響して1番人気に応えることはできませんでしたが、最速の上がりを駆使して3着と存在感を示しました。夏場の休養中に脚部不安が判明して長期休養を余儀なくされ、5歳4月の復帰間近の段階で不運にも腸骨を骨折。秋に引退、種牡馬入りが決まりました。産駒のデビューは2023年。9月の阪神新馬戦（芝1400m）でJRA初勝利を挙げたメイショウサチダケは続くデイリー杯2歳Sでも5着に善戦しました。地方ではマイラブトゥルーが川崎、ヌートバーが浦和で2歳時に勝ち、今年に入ってからミスタータツオー、ハンバーグイモウト（出品本馬の全姉）が園田、マイラブホウセイが船橋、パラダイスリズムが盛岡、ナンパセンが門別で続々と勝ち上がっており、今後も活躍が期待されています。

一方、母系を見ますと、母イーグルアモンは中央の芝1200ｍで2勝。半姉ハンバーグハマーは兵庫でこれまでに4勝、全姉ハンバーグイモウトは今春、園田で勝ち上がっています。おばラブリーアモンは東京の芝1600mで勝利し、クイーンC4着と重賞でも好走。近親のミスクリアモンは新馬勝ちを含む4勝を挙げた活躍馬で、4代母クリヤングの仔には新潟3歳S3着、アイビーS2着のクリトライがいます。さらに遡れば、7代母クリノホシの子孫には、重賞で活躍して種牡馬となったクリロイスや、菊花賞、そして天皇賞・春を2度制したライスシャワーなどがおり、由緒正しい名牝系となっています。

本馬は、川崎競馬・田島寿一厩舎でのデビューに向けて育成牧場にて調教を進め、5月に入ると、距離を延ばしつつ負荷を強め、連日2400m～3000mのキャンターの調教メニューを順調に消化。速いところを乗るよりも、しっかりとリズム良くコンタクトを取りながら距離を乗ることで体力面の強化を図り、競馬場の厩舎への入厩の声が掛かりそうな状態でしたが、5月の下旬に右前肢を気にする素振りを見せたため、5月30日にエコー検査を受けると、右前肢屈腱炎との診断でした。担当獣医からの「損傷率が出ない程度のものですが、しばらく休養は必要」との所見を踏まて、関係者での協議の結果、休養を余儀なくされ、早期のデビューへ向けて目処が立たない状況のため、誠に残念ですが、このタイミングで出品させていただきます。脚元さえ回復すれば、将来性豊かな2歳馬です。ご検討をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
そろそろ入厩を検討していた矢先の発症でした。馬体も良く期待していたのですが順調さを欠いてしまい残念です。（川崎競馬・田島寿一調教師）


※本馬の測尺は、体高163㎝・馬体重445㎏（6月10日現在）です。

※2024年5月30日のエコー検査で右前肢屈腱炎の発症を確認しています。その後は騎乗調教を止めて休養しています。

※篠原ファーム（千葉県富里市中沢）に在厩しており、預託料は5,500円/日（税込）です。
6月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：廣瀬 由一（インボイス登録あり）