グランヴィルローズ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のリアルインパクトはディープインパクト産駒で、3歳時に古馬相手の安田記念に優勝。古馬になってからは阪神Cを連覇し、7歳時の豪ジョージライダーSでふたつ目のG１制覇を果たしました。2016年からスタッドインし、ラウダシオンがNHKマイルCに勝利。その後もモズメイメイが重賞を2勝しています。またシャトル先のオーストラリアではG2 BRCヴィクトリーSの勝ち馬カウントドルピーや豪ダービー3着のスイズロをはじめとする活躍馬を輩出。地方競馬でも船橋の平和賞を勝ったプルタオルネなどの重賞ウイナーが出ています。

いっぽう母系ですが、母のグレースアンバーはJRAダート戦で1勝。2代母のグレースエポナもJRAダート戦で3勝をあげています。3代母アローアゲインは4勝馬で、その産駒に地方競馬で25勝をマークし岩手のオーロCに勝ったクルセイズ。またクルセイズの仔には大井の優駿スプリント勝ち馬で通算13勝のクルセイズスピリツがいます。毎日王冠、京王杯オータムH、新潟大賞典など重賞5勝の4代母のジユウジアローからは中日新聞杯勝ちのトウショウアロー、七夕賞2着のエスプレッソトニー、アンタレスS2着のアイファーソングなどが出ています。

本馬は2022年のセレクトセール1歳市場で1650万円にて取引されました。
2023年7月29日の札幌芝1500m新馬戦でデビューし、馬体重は410キロでした。まずまずのスタートから先行グループの後ろにつけますが、直線で伸びがなく12着敗退。勝ち馬との着差は1秒1でした。
9月の中山芝1200m戦でも同じような競馬となり、直線の坂で止まってしまい1秒3差の13着。11月の福島芝1200m戦ではスタートは良かったものの、中団からの位置取りとなりラストもいいところがなく3秒9差の15着に敗れています。
今年2月の東京ダート1400mではスタートは悪くなかったものの、その後のスピードがなく後方追走となってしまいます。直線では離されてしまい、15着でのゴール。勝ち馬から5秒7差で、タイムオーバーによる出走制限を課せられました。
立て直された6月9日の函館ダート1000m戦でもゲートの出は悪くなかったものの、距離短縮も影響し後方からの位置取りとなり10着での入線。勝ち馬とは3秒0差でした。
ここまで放牧を挟み成長を促しながらレースを使ってきましたが、現状では体力不足の感があります。そこで環境を変えて地方でリスタートしたほうがいいとの結論に至り、今回のオークション出品となりました。
前走は距離が短すぎた感もあり、ダートでの走りそのものは悪くありません。ゲートの出はいいだけに、馬体重を増やして体力をつけていけば変わり身も十分見込めそうです。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
6月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) 和田牧場（インボイス登録あり）