ダンスベルレーヌ　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父のリオンディーズはキングカメハメハ産駒で、朝日杯FSに優勝し2015年の最優秀2歳牡馬に選出。2017年からスタッドインし、初年度産駒であるテーオーロイヤルが今春の天皇賞を制覇するなど重賞3勝。ほかにアナザーリリックが福島牝馬S、インダストリアはダービー卿チャレンジTに勝利。ダートではリプレーザが兵庫チャンピオンシップ、サンライズホークはかきつばた記念など交流重賞を3勝しています。産駒は芝、ダート問わず活躍しており、半兄エピファネイア、半弟サートゥルナーリアとともに人気の種牡馬です。

いっぽうの母系ですが、母のヘレナモルフォはJRAで2勝。きょうだいは半兄ルークスヘリオスがJRAで1勝、ルッキングフライは名古屋で5勝をあげています。また伯父のマツリダガッツがJRAで3勝、ダークラムは地方競馬で計13勝をマークしています。2代母タガノブラッサムのきょうだいには全日本３歳優駿3着のジョウテンキング、JRAで5勝後に高知で11勝をあげたタガノサンデーがいます。遡ると4代母マリアヴァレスカは伊オークスなどG1を2勝。一族には英ジュライC勝ち馬で種牡馬として本邦でも繫養されたポリッシュパトリオットなどがいます。

本馬は2023年1月の中山ダート1800m新馬戦でデビューし12着。その後は芝に転戦し、13着、4着、6着でした。格上挑戦した9月の阪神・生田特別で8着で敗れると、JRAへの再転入を目標に金沢競馬へと移籍しました。
金沢での転入初戦となった11月14日の1400m戦では、3番手追走から3コーナーで先頭に立つとそのまま2着に3馬身差をつける快勝劇で初勝利をあげました。続く12月12日の1400m戦では5番手追走となり、直線で前と差を詰めたものの3／4馬身届かずの2着惜敗でした。
その後は冬の休催もあり名古屋競馬へ移籍し、3月の笠松戦で4着、名古屋1500m戦では8着に敗れています。4月からは金沢競馬に復帰し、5月19日の1400m戦へ向かうも8着。そして6月15日の1500m戦でも7着に敗れています。前走後に関係者で協議を行い、このタイミングでファンド運用の終了が決定。今回のオークション出品となりました。
初勝利の内容から力があるのは間違いなく、近走は不振もキッカケさえ掴めれば変わってきておかしくない馬と考えています。
なお前走スタート時に右後肢の繋ぎの部分に外傷負いました。消炎剤で治療しましたが腫れが残っています。もっとも歩様には問題がありません。このほか速足の際に頭を振る時があり、名古屋競馬在籍時にはそれが原因で両膝に外傷を負い、今でも傷が残っています。
また馬場入りの時にゴネて後退りすることがあるため、人が引いての馬場入りが必要です。
レース後に内蔵面が疲れやすく、四肢にムクミが出ることがあります。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
右前の鉄橋鉄はレース前に血豆みたいな物が出来ていたので念のため、保護の目的で使いました。他場でキッカケを掴んで欲しいです。（金沢競馬・井樋一也調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※金沢競馬場・井樋一也厩舎（石川県金沢市八田町西）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
6月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドR（インボイス登録あり）