レイナプティの21　　牡３歳　　※育成馬（未登録の3歳馬）

本馬の祖母レイナワルツはルメール騎手を背にデビューすると、桜花賞（G１）には福永祐一元騎手（現調教師）とのコンビで臨むなど、中央在籍時でも堅実な走りを見せましたが、地方競馬に移籍してから本領を発揮しました。中央競馬の芝で２勝、地方競馬のダートでは１５勝を挙げる活躍を見せましたが、その中身も大変濃く、JBCクラシック（G１）では低評価ながら、タイムパラドックス、ユートピアといった中央の強豪牡馬を相手に３着に好走。華やかな舞台を大いに盛り上げました。

父ダンカークは芝や障害競走での活躍馬も誕生していますが、本領発揮の場はダートといえ、メイショウテンスイ（L・グリーンチャンネルカップ、Jpn2・兵庫ジュニアグランプリ2着など重賞、オープン特別などでの好走多数）、アイスジャイアント（Jpn3・JBC2歳優駿）など数多くの活躍馬を送り込んできました。その多くが本馬と同様に５００ｋｇを越す大型馬であることも特筆しておきたいポイントです。

本馬は晩成傾向が強いと感じており、現状はかなりの緩さが目立つ現状です。脚元も固まっておらず、後肢の緩さが顕著なことも影響し、前肢には慢性的な腫れや熱感が見られることもあり、脚元が固まるのを待ちつつ体力強化も図りながら、ここまで成長度合に合わせてじっくりと取り組んでいただきました。現在は美浦近郊の育成場でハロン１７秒台のキャンターまで進められていますが、デビューまでにはまだ時間が必要との見解を示されています。現状は特に右前脚の腱が太いことから、上場直前にエコー検査を行いましたが、腱の損傷や異常は見られませんでした。添付の画像もご参照ください。
中央競馬の未勝利戦に万全の態勢で臨むのは難しいと考えられ、所有頭数の見直しを図っていることもあり、断腸の想いで上場を決断した次第です。
なお、中央競馬、地方競馬ともに登録を行っておりませんので、落札者様のご希望で入厩先をお決めいただきたく存じます。また、馬名もご希望の名前に変更が可能ですので、そのあたりも加味しながらご検討いただけますと幸いです。
落札後のキャンセルや価格交渉、経費負担のご要望には一切応じられませんので、上記を十分にご理解いただき、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願い申し上げます。すぐにレースへ向かえる状況ではありませんので、不安がある方は現地で獣医検査を受けるなど、事前に状態把握をしていただくか、ご納得をいただいたうえで、ご入札をいただけますと幸いです。



※馬房内で旋回することがあります。

※本馬の馬体重は550kg（6月27日現在）です。

※KSトレーニングセンター（茨城県牛久市奥原町）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：田畑 利彦（インボイス登録あり）