アキノヨナガニ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父オンファイアは全兄にブラックタイド、ディープインパクトがいる超良血馬。自身は秋の東京で勝ち上がり、東京スポーツ杯2歳Sでフサイチリシャール、メイショウサムソンの3着と能力の一端を見せました。その後は脚部不安により長期の休養に入ったものの復帰のメドが立たず、2007年よりスタッドイン。重賞3勝、スプリンターズS3着のウキヨノカゼを筆頭に、シゲルキョクチョウ（小倉2歳S2着）やアベニンドリーム（門別重賞・北海優駿、北海道2歳優駿2着）、ファイヤープリンス（浦和重賞・ニューイヤーC）、アロマベール（金沢重賞2勝）、リックタラキチ（笠松重賞・クイーンC）などを輩出。これまでに中央・地方合わせて6頭の重賞ウイナーを送っています。

一方、母系は仏1000ギニーの覇者Rajput Princessを5代母に、愛オークスを制したRegal Exceptionを4代母に、仏重賞戦線で活躍したキャサリーンパーを曾祖母に持つ、名門中の名門ファミリー。おじのシルクラングレーはデビュー戦、木古内特別など中央で3勝を挙げており、近親にはアロンダイト（ジャパンCダート）やマリアライト（エリザベス女王杯、宝塚記念）、クリソベリル（チャンピオンズC）、クリソライト（ジャパンダートダービー）、リアファル（神戸新聞杯）、ダンビュライト（AJCC）など著名馬がズラリ。活力に満ち溢れています。

3月24日の中山・3歳未勝利（芝1800m）でデビュー。ここまで芝1800mやダート1600mで計4戦を消化しましたが、結果、内容以上に、思うようなレースができなかったと言わざるを得ません。というのも、その原因のひとつとして、牝馬特有のイレ込む気性が挙げられます。特に顕著なのが、輸送に弱いこと。2戦目となった5月19日の新潟・3歳未勝利若手（芝1800m）では、前走434kgから28kg減の406kgで出走。また、前走6月22日の東京・3歳未勝利（ダ1600m）でも、競馬場に到着して馬運車から降ろすと、汗でびっしょり。現に馬体重は10㎏減で、過去最低の394kgでの出走でした。イレ込みに加え、ここにきての蒸し暑さも大きく影響していると思われますが、正直、競馬以前の問題で、ゲートインする頃にはもう余力がない状態だったと考えられます。

それでも、決して食欲がないわけではなく、カイバをよく食べてくれるタイプです。それがなかなか身に付かないことが悩みの種でした。調教メニューもしっかりこなしてくれて、今年の2月の入厩時から、全休日の月曜日と、追い切り翌日を除けば、ほぼ毎日、坂路で乗り運動を行っていました。ですので、体力面もだいぶ強化されてきていますし、あとはいかに能力を発揮できる状態でゲートインできるかが、ポイントのひとつでした。今後は地方競馬、それも輸送がなく、滞在競馬が可能な競馬場なら、体が減る心配も少なくなり、能力を発揮できる状態でゲートに入れられるのではないでしょうか。馬体重もデビュー時の430kg台以上になってくれれば、レースぶりも一変すると思います。

現在、体に皮膚病が見受けられます。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※旋回癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
6月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：浅沼 廣幸（インボイス登録あり）