ドゥルチス　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

ドゥルチス (JPN) をご紹介いたします。

父ファインニードルは現役時代、ロードカナロア以来となるスプリントG1完全制覇を達成し、2018年のJRA賞最優秀短距離馬に選出されました。2022年に産駒がデビューを迎えると、クルゼイロドスルがジュニアC (L)、ウメムスビがカンナS (OP) に勝利。更に昨年はカルチャーデイがファンタジーS (G3) を制し、見事JRA重賞初制覇を達成。また、JRA所属勝ち馬の半数近くはダート戦で勝ち上がっており、芝・ダートを問わない産駒の活躍から、ますます注目を浴びています。

本馬の半兄ドルチャーリオはJRA競走で4勝を挙げ、2代母はエイコーンＳ、サンタアニタオークスなどG1レースを7勝した名牝Sharp Cat (USA)、そして3代母In Neon (USA) からはヨークインターナショナルS (GB) などG1レースを3勝したRoyal Anthem (USA) が輩出しており、そのファミリーには数々の実績馬が名を連ねます。

本馬は2歳時に両前第三手根骨硬化症で歩様が乱れ、運動制限を行ったためにデビューが遅れ、2024年１月21日、京都・芝1600ｍの新馬戦においてデビューしました。上々のスタートを決めると、２、３番手の好位にスッとつけて直線に向かいますが、不良馬場が響いたのか直線の伸びはひと息で15着でのゴールとなりました。

４か月半の休養を挟んだ２戦目（同年６月15日）は、距離を１ハロン短縮した京都・芝1400ｍ戦となりました。初戦とは違い、他馬を先に行かせて中団の後方、11番手でレースを進めました。しかし、直線での末脚は不発に終わり、14着でフィニッシュしました。この２戦の内容から3歳未勝利戦の期限内での勝ち上がりは難しいとの判断に至り、このタイミングで新たな活躍の場を求めての上場となりました。

本馬はデビューが遅れたために、これまでに僅か２戦しか経験しておらず、肉体面、精神面ともに幼さの残る現状です。新天地で修練を積み、秘める能力を開花させてほしいと願っております。また、上述の血統背景と併せまして、引退後には繁殖牝馬としても魅力的な1頭ではないでしょうか。

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※2歳時の3月に両第三手根骨に硬化症が確認されたため、4カ月乗り運動を休んでいました。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ワコーファーム（滋賀県東近江市外町・株式会社アカデミー内）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
6月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）