ミスマチルダ　　牝７歳　　※地方競馬　在籍

父スズカコーズウェイはGiant's Causeway産駒の持ち込み馬として日本で走り、通算44戦６勝。３歳時にニュージーランドTで４着になるなど、早い時期から重賞でも好走しましたが、本格化は古馬になってからで、５歳時の京王杯SCで重賞初制覇を飾りました。G1には３度挑戦し、６歳時の高松宮記念の６着が最高でしたが、息の長い活躍を見せた一流馬です。産駒のデビューは2016年。血統登録された初年度産駒はわずか７頭でしたが、６頭が勝利を挙げ、バンドザラインが門別の栄冠賞、イノセントC、大井の優駿スプリントと重賞を３勝。ズスカコーズラインはオープン2勝を含む７勝を挙げて北海道スプリントCで2着と活躍しました。その後も地方競馬を中心に重賞活躍馬を輩出し、種牡馬としての評価は上昇しています。

母系を見ますと、母スパイシーキティは門別、高知などで計５勝。半姉シーギリヤガールは門別で栄冠賞、北斗盃と重賞２勝を挙げ、JRAのすずらん賞も勝利。その他のきょうだいも地方競馬で多くの白星を挙げています。祖母はダービー卿チャレンジTを勝つなど短距離重賞で活躍したオギティファニー。４代母イチコはクイーンCを勝ってオークス４着、その娘のアンセルモは重賞２勝を挙げて安田記念3着と古くから活躍馬を出してきたファミリーで、中央だけでなく、地方競馬の重賞勝ち馬も輩出しています。

本馬2019年５月30日に門別1000ｍの新馬戦でデビューし、11頭立ての6着。その後、距離を変えながら続戦し、大崩れはしないものの勝ち負けには持ち込めず、４戦０勝の成績で岩手に移籍しました。
移籍初戦となった盛岡ダート1200ｍ戦を快勝し初勝利を挙げると、１戦はさんだのち盛岡ダート1600ｍのJRA認定競走も勝利。もう１戦し、JRAに移籍しましたが、１勝クラスの芝で２桁着順が続き、３歳春には笠松に移籍しています。
笠松では３歳１組戦で大崩れせず、重賞のクイーンCにも挑んで10頭立ての6着。５戦を消化したのち、休養を挟んで岩手に復帰しました。ここでは３戦し4着が最高という成績で、年末には名古屋へと移籍しています。
名古屋では４歳初戦となった1400ｍのC6組戦で2着。続く同距離のC3組戦でも2着となるなど、しばしば好勝負に持ち込みましたが、ここでも白星を挙げることはできず、13戦したのち金沢に移籍。移籍当初はB級でひと息の成績が続いたものの、翌年にC級に下がってからは2着3回、３着1回と差のない競馬をしています。
５歳６月には名古屋に再転入し、８月に1500ｍのC11組戦を差し切って、２歳時以来、久々の勝利を挙げました。ただ、その後は善戦止まりの競馬が続いたため、6歳の５月に佐賀に移籍。すると、移籍初戦となった1400ｍ戦からC2で５連勝。その後C1に上がって連勝は止まったものの、今年２月には1300ｍ戦を早め先頭から押し切ってC1での初勝利もマークしました。
ただ、その後はC1の三、四組を相手にパンチ不足の競馬が続いており、今回は入れ替えのタイミングでのオークション出品となります。舞台を替えながら頑張ってくれた馬で、７歳を迎えたとはいえ、前走も4着に頑張っており、脚力、気力に衰えはありません。自分に適した条件であれば、まだまだ白星を挙げてくれるのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
転厩初戦から５連勝し、その後もコンスタントに使えていましたが、現級でやや足踏みが続いています。他場で条件が替われば、前進が可能かもしれません。（佐賀競馬・手島勝利調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※佐賀競馬場・手島勝利厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
6月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉田 勝利（インボイス登録あり）