レーヌダンス　　牝９歳　　※繁殖牝馬（空胎）

本馬は、カネヒキリ似の馬体を評価してサマーセールにて落札しました。2歳秋の東京ダート1400m戦で福永騎手を背にデビュー。スピードを活かした逃げる競馬で2着。同条件で臨んだ2戦目も、逃げ粘りますがゴール寸前クビ交わされてしまい惜しい2着。続く3戦目の中山ダート1200mで危なげなく初勝利を挙げると、現1勝クラスにあたる500万条件戦でもスピードは通用しましたが、屈腱炎を発症してしまいました。約１年間の休養を挟み復帰しますが、思ったような結果を残せなかったため、浦河で繁殖牝馬として新しい馬生を歩むことに。

2021年にリオンディーズをお婿さんに迎え、現2歳になる青鹿毛の牡馬が初仔として誕生。6月現在475キロと初仔としては十分な体格の持ち主です。調教も15-15を普通にこなし、デビューに向け順調に調整が行われています。2年目となる2022年にはレッドファルクスを受胎しますが、出生直前に流産してしまいました。フリーリターン特約を行使して再度レッドファルクスを種付けし、5週間鑑定までは受胎を確認できていましたが、最終鑑定で流産が判明。昨秋、環境を変える意味も含め、千葉飯田牧場（現在の繋養地）に移動しました。移動後、繁殖牝馬としての供養に問題がないことを検査してから本年の種付けに臨んでいます。2年連続同一種牡馬との交配で産駒に恵まれなかったため、本年はオメガパフュームを選定し、2回目の種付け（4月30日）で無事受胎しました。6週間鑑定までは問題ありませんでしたが最終鑑定で残念ながら流産が確認されてしまいました。まだ繁殖牝馬として可能性を秘める本馬ですが、現役競走馬を含めた所有馬整理のためこのタイミングでオークションに参加させていただきます。

父はダートグレード競走最優秀馬(NAR)／最優秀ダートホース(JRA)に2度選出されたカネヒキリで、兄に京都大賞典-G2、京都新聞杯-G2、中日新聞杯-G3を制したトーホウアラン（父ダンスインザダーク）がいる良血馬になります。また母ヒドゥンダンスの父Nureyevは言わずとしれた名牝Special（Sadler's Wells,Fairy Kingの祖母）の直子で、配合次第でSpecialのインブリードが可能となっています。Specialのインブリードと云えば、2020年の英1000ギニー、英オークスの二冠を制し、G1で5勝を挙げたLOVEが思い出されます。またサンデーサイレンスの位置も3代目で、交配時には4代目となります。最後にRibotの血が5代目にあることも付け加えさせていただきます。
　初仔の誕生から３年産駒に恵まれませんでしたが、体高が159cm、体重も554kgと繁殖牝馬として十分な体格の持ち主です。スピードを受け継ぎ、芝ダートを問わず活躍できる産駒の誕生を待ちたいと思います。是非レーヌダンスの血を開花しようと思ってくださる方からの入札をお待ちしております。よろしくお願いします。

なお記載事項のキャンセルには応じられません。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※本馬の即尺は馬体重554㎏、体高159㎝、胸囲193㎝、管囲20.0㎝です。

※有限会社千葉飯田牧場（北海道沙流郡荷田課長富川西）に在厩しており、預託料は5,500円/日（税込）です。
6月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：酒井 喜生