トーアナタリー　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のアジアエクスプレスはヘニーヒューズ産駒の持ち込み馬で、2歳11月のデビューから3連勝で朝日杯FSに優勝。その後はレパードSに勝利し、名古屋大賞典やアンタレスSで2着に入るなど芝、ダートの双方で活躍しました。2017年からスタッドインし、初年度産駒のソロユニットが交流重賞のエーデルワイス賞に勝利し2020年のNAR２歳最優秀牝馬に選出。JRAではこれまでに7頭のオープン馬が誕生しており、現3歳のピューロマジックが葵Sで初重賞制覇を飾ると先日の北九州記念も連勝しています。また今年の北海優駿をパッションクライが制するなど地方競馬での重賞勝利数は10に到達しています。

いっぽうの母系ですが、母のトーアビバリーヒルは園田で2勝。きょうだいは半兄トーアディランが障害戦で2勝、半姉トーアコナユキは新馬戦勝ち、同じく半姉トーアラビリンスは金沢で4勝をあげています。2代母トーアハリウッドはJRA1勝で、伯母のトーアグレイスは新馬戦勝ち、また叔母のトーアアストラエアは兵庫で15勝をマークしています。遡ると6代母に天皇賞馬のクインナルビーがおり、オグリキャップ、オグリローマン、キョウエイマーチ、マルシュローレーヌ、ナミュールなどと同じ牝系となります。

本馬は2023年7月22日の福島芝1200m新馬戦でデビュー。スタートが良くなく後方3頭目からの追走となり、直線でバテた馬を交わしたものの勝ち馬から2秒1差の7着に敗れています。
その後は成長を促すため放牧に出され、今年1月の中山ダート1200m戦で復帰。ここでもゲートで後手となり、最後方からのレースとなりました。ラストは出走メンバーで2番目となる上がり3ハロンをマークするも、11着でのゴール。1着馬との着差は2秒4差でした。
再度放牧を挟み、6月の東京ダート1400m戦で復帰。スタートが改善し中団グループのインからの追走となりました。勝負所からは外に出して追い上げようとしますが、差は詰まらず2秒1差の11着でした。そして中2週で出走した6月22日のダート1600m戦でも中団追走から伸びがなく3秒7差の11着でのフィニッシュ。レース後に３走成績による出走制限を課せられました。
間隔を取ってレースを使い、ようやく良くなってきた感もありますが成長途上な面は否めません。そこで地方競馬へ移籍してレースを使いつつ、良化を待つほうがこの馬にとっていいと考えから、このたびのオークション出品となりました。
心身ともに成長してくれば、変わり身が見込めそうです。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※内藤牧場（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
7月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：高山ランド (株)（インボイス登録あり）