ピエナリオン　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父リオンディーズはキャリア1戦で朝日杯FSを制し、JRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。脚部不安により日本ダービー5着がラストランとなりましたが、種牡馬1年目から191頭に及ぶオファーを集める人気ぶり。2020年にデビューイヤーを迎えた初年度産駒からはテーオーロイヤル（天皇賞・春、阪神大賞典、ダイヤモンドS2回）を筆頭に、リプレーザ（兵庫CS）やピンクカメハメハ（サウジダービー）、アナザーリリック（福島牝馬S、アネモネS）などが活躍を見せると、セカンドクロップにあたるインダストリア（ダービー卿CT、ジュニアC）やジャスティンロック（京都2歳S）、サンライズホーク（サマーチャンピオンなど交流重賞3勝）などが躍進。以降もロジリオン（クロッカスS、京王杯2歳S2着、NHKマイルC3着）といった活躍馬が出ています。キングカメハメハの直子であり、母は名牝シーザリオ。兄弟にG1馬エピファネイア、サートゥルナーリアがいる珠玉の血統は必ずや成功へと結び付くはずです。

母系に関しては、母ピエナフラッシュは名古屋1勝ですが、伯父にJRA芝5勝のOP馬レインボーフラッグ（パラダイスS2着、毎日杯4着）がいる他、近親に欧州G1・6勝のRakti（クイーンエリザベス二世S、英チャンピオンS、ロッキンジS、プリンスオヴウェイルズS、伊ダービー、伊共和国大統領賞）がいます。

母の初子となる本馬は、2023年12月9日の阪神芝1400mでデビュー。12頭立ての中団から差を詰め切れず、勝ち馬から0秒8差の6着に敗れてしまいます。連闘の阪神芝1600mでは12頭立ての最下位（3秒7差）に敗れたものの、2カ月半あけての小倉芝1200mでは、18頭立ての中団からジリジリと伸びて0秒4差の5着。距離を短縮して進境がうかがえましたが、以降は4戦して9着2回が最高で、前走は先週6月29日の函館ダート1000mに臨みましたが、12頭立ての中団から伸び切れず、4秒0差の最下位に終わっています。

現状はスピード、体力ともに足りない印象が否めません。地方に環境を移し、リスタートに期待をかけたいところです。

右前肢管骨の内、外に骨瘤の痕があります。レース後、触診痛が出ていますが、検査では異常ありませんでした。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・右前管内側骨瘤　反応有り
・右前3/4鉄
・左口角切れてる


※2023年12月17日の競走において、向正面で内側に逃避したことについて平地調教注意を受けています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
7月6日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：本谷 兼三