ヴォルスング　Volsung　　牡　６歳　　※地方競馬　在籍

姉のFirst Blushは米G3・スペクタキュラービッドSの覇者。弟にあたるオールブラッシュは、今年の川崎記念を鮮やかに逃げ切ってG1ウィナーの仲間入りを果たしました。甥のアキトクレッセントは、先日の武蔵野Sで15番人気の低評価を覆して3着と好走。姪のアンジュデジールは今年のスパーキングレディーCを制し、今後の牝馬交流重賞での活躍が期待されています。ブラックタイプを更に紐解くと、Healthy Addiction（米G1・サンタマルガリータH）、その娘のMy Sweet Addiction（米G1・ヴァニティS、ゼニヤッタS）などG1馬の名前が浮かび上がってきます。
本馬は2013年11月にJRA中京競馬場でデビュー。3着2回、2着の後、4戦目のダート戦で初勝利を挙げました。その後は芝の競走にも出走して、初勝利から約半年後に2勝目をマーク。昇級初戦の特別戦で掲示板を確保するなど、レースを経験しながら着実に力を付けていきました。ただ、その後は思うような結果が出なかったことから、第109回サラブレッドオークションで落札して川崎競馬へ移籍。4戦目の大井戦で移籍後の初勝利を挙げています。その後の成績が振るわないため、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなりましたが、前述の血統背景からもこのまま終わるとは思えませんし、格付的に有利な競馬場への移籍が叶えばまだまだやれるはず。新天地での更なる活躍を期待しています。

【本馬についての現状説明】
馬体、調教、飼養管理等、全てにおいて問題はなく、おとなしくて扱いやすい馬です。最近は入着を果たせていないものの、決して走る気持ちが無くなっている訳ではありません。レースでは前半置かれてしまいますが、終いは確実に脚を使ってくれる（前走は上がり3F37.6秒）ので、南関東B2クラスでも前が引っ張って展開が向けば勝ち負けできる能力はある馬です。
8月初旬に笹針治療を施し、ひと息入れた後にここまで2戦を消化。これから更に良くなっていくと思います。近走の着順以上に魅力のある馬だと思っているので、新しいオーナーや関係者の方にも喜んでいただけるのではないでしょうか。（川崎競馬・山崎尋美調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・山崎尋美厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：牧野　慎一郎