スマッシュキング　　セン４歳　　※地方競馬　在籍

父エピファネイアはオークス馬シーザリオの子としてデビュー前から評判を集め、無傷3連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを制覇。翌春は皐月賞、日本ダービーと連続して2着に泣きましたが、秋の菊花賞でクラシック制覇を成し遂げました。4歳時のジャパンCでは、ジャスタウェイに4馬身差をつける圧勝。前進気勢が強すぎる面もありましたが、うまくコントロールできたときに発揮するパフォーマンスは圧巻のものがありました。種牡馬としても、初戦度から無敗の3冠牝馬デアリングタクトを送り出すなど、上々のスタート。他にも、菊花賞2着、AJCC勝ちのアリストテレスなど重賞での活躍馬が出ており、2世代目から皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を制したエフフォーリア、3世代目から2歳女王サークルオブライフと続々G1馬が誕生しています。JRAでの勝ち上がりは圧倒的に芝が多くなっていますが、父シンボリクリスエスがダートの一流馬を出していることを考えれば、今後はダートの活躍馬を送り出す可能性も十分にあるでしょう。

母系を見ますと、半兄にユニコーンSを勝ったスマッシャー、半姉には4勝を挙げてオープン入りしたモルフェオルフェがおり、きょうだいは優秀。母スマッシュはJRAで4着は最高でしたが、叔父に平地、障害合わせて4勝を挙げ共同通信杯3着のエイムアンドエイドがいます。祖母ロフティーエイムは福島牝馬Sの勝ち馬で、その半妹にはJBCレディスクラシックなどを勝ったメーデイアがいる血統。3代母ウィッチフルシンキングはG2パカラップSなど、北米の芝重賞を4勝した活躍馬で、近親には札幌記念やマイラーズCを勝ったサングレーザーなどが名を連ねています。

本馬は2021年の北海道セレクションセールにおいて5940万円で落札した期待馬で、22年7月31日に新潟芝1800mの新馬戦でデビューしました。

その後岩手競馬、笠松競馬と移籍し、本馬の能力を探って連戦を重ねてきました。

既往歴として以下のものがあります。

・2023年4月21日、調教中にグレード1未満の鼻出血を認める。気管支内には血痕が顕著でなく、単に鼻粘膜からの出血の可能性も示唆。ただし念のため、休養を挟み、その後再発は認めません。

・2023年8月24日、調教中に左前肢外側の繋靭帯脚部炎を認める。同部位にPRP療法を実施。
患部はその後良好で、競走に問題はありません。

このように既往歴はあるものの、その後再発傾向は認めず、距離を求めて名古屋競馬へ移籍。

レースへ向けてトレーニングを重ねてきました。

最終追い切りにて、やはり連戦の影響と名古屋の暑さに耐えられず、夏バテの影響か、飛びがバラバラになってしまいました。

オーナーの判断で、休養が必要だと考えましたが、その後の負担も考え、戦績をある程度維持しているこのタイミングでの出品となります。

内視鏡写真、治療時のエコー検査時の所見、また現在の歩様動画を載せています。

オーナーが私1人でしたら秋以降まで休ませて使っていきたいところですが、複数のオーナー様と共有している馬故、休養の御負担を考慮しての出品。

走れない状態ではありませんが、この子の戦績に大きな傷を付けたり、その後のダメージを考慮しての判断となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
名古屋に転厩してきて、調教もこなしていましたが、名古屋の暑さに耐えられず、夏バテで飛びがバラバラになってしまいました。休養が必要だと判断しましたがオーナーへの負担も考え、このタイミングでの出品になります。歩様などに問題は見られません。（名古屋競馬・沖田明子調教師）


※2023年2月22日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・沖田明子厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：上手 健太郎（インボイス登録あり）