プエルトプリンセサの22　　牡２歳　　※未登録（育成中の２歳）

父マクフィは英国産の仏国調教馬。2歳時を1戦1勝で終え、3歳初戦に仏G3ジェベル賞を制すと、英2000ギニーを選択。これを鮮やかに差し切って無敗でG1制覇を果たしました。8月の仏G1ジャックルマロワ賞では歴史的名牝Goldikovaを破って優勝。わずか6戦のキャリアでしたが、マイラーとして高い資質を秘めていたことは間違いありません。引退後は英国で種牡馬入りし、南半球とのシャトル種牡馬としても活躍。仏2000ギニー馬Make Believe、ATCオーストラリアンオークス勝ちのSofia RosaやBonnevalなどのG1馬が輩出し、日本に輸入されたアールブリュットも中央4勝を挙げる活躍を見せました。2017年から日本で供用され、現6歳世代が本邦初年度産駒。オールアットワンス（アイビスサマーダッシュ2回）やルーチェドーロ（函館2歳S2着、全日本2歳優駿3着、大井・フジノウェーブ記念など地方重賞4勝）、カレンロマチェンコ（昇竜S）などが躍動すると、以降もヴァルツァーシャル（マーチS）、シリウスコルト（ラジオNIKKEI賞2着、弥生賞3着）など芝・ダートを問わない活躍を見せ、地方でも多くの重賞ウイナーが誕生しています。

一方、母系を見ますと、母プエルトプリンセサは中央のダート1400mで2勝。そのきょうだいはコウソクコーナー（カンナS4着、ダリア賞4着）やグランフェスタ（もみじS4着）など3頭が中央で白星を挙げています。祖母ストリートパレードはスプリンターズSなどを勝ったマイネルラヴの全妹にあたり、曾祖母Heart of Joyは英・愛1000ギニーともに2着、米G2パロマーHなどに優勝した一流馬。近親には仏G1モーリスドゲスト賞など英仏愛G1を3勝して種牡馬となったAdvertiseをはじめとして、欧米の重賞やリステッドレースの勝ち馬が多数。2000年代以降に勢いを増しているファミリーとなっています。

本馬は、美浦トレセン・小笠倫弘厩舎でのデビューを目指しておりましたが、本馬の成長過程と調教の進捗状況を踏まえて検討した結果、早期デビューへの目処が立たないため、このタイミングでサラブレッドオークションに出品させていただきます。

昨年の9月中旬より馴致を開始。健康状態等に問題なく来ておりますが、調教の進度が進むにつれ、飼い葉が落ちたり、馬体重が減ったりを繰り返しながら来ています。そのため、2ヵ月の調教メニュー後に3週間程度の休養を入れて成長を促がして来ました。
現在は、3月上旬よりスタートさせた2ヵ月の調教メニューを消化後も、馬体重の減少が見られないので、休みを挟むことなく調教を続けております。兄弟すべての馬が小さめの馬でしたが、成績は残しておりますし、問題ないかと思います。ご検討をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
馬のバランスは悪くありませんが左前が外向です。ただ走りとしては問題ないですし、左前肢も騎乗していてさほど気になりません。体全体が優しく感じ全体に幅が欲しい感触です。兄弟の中では一番人触りも良くマクフィ産駒にしては賢い馬だと感じています。（三石軽種馬共同育成センター・前川則久氏）


※現在の調教は、マシーン運動；40分、ダグ騎乗；1,000m、キャンター騎乗；3,000m（28秒～15秒）、坂路（4%×1,000m）週に1回；2本（20秒～30秒）、時折；3ハロン15-15秒

※本馬の測尺は体高157cm、胸囲175cm、管囲19.2cm、馬体重は435kg（6月18日現在）です。

※三石軽種馬共同育成センター（北海道日高郡新ひだか町三石東蓬莱）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
7月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：丸山 担（インボイス登録あり）