本馬について
父エーシントップは2歳新馬戦から中京2歳S、京王杯2歳S(G2)と3連勝。朝日杯FSでは8着となりますが、年明けのシンザン記念(G3)、ニュージーランドT(G2)と再び連勝しNHKマイルカップでは1番人気の指示を得ましたが7着と敗れます。その後は霜月S(OP)で勝利しダート適性も見せますが、重賞路線では精細を欠き引退種牡馬入りとなります。代表産駒の筆頭エイシンエイトは数少ない父の産駒からホッカイドウ競馬からデビューしJRA認定フレッシュ、ウィナーズチャレンジと2連勝した後、中央登録しHTB杯(2勝クラス)を勝利。現在も3勝クラスで2着2回、3着1回と上位の実績を示しています。門別競馬場の適性が高くサブリュウジン、エイシンチョンパ、エイシンサフランがホッカイドウ競馬のJRA認定レースを勝利し芝ダート問わず短距離を中心に活躍が見られます。
母エイシンノーティスは中央芝1800,2000mで1勝ずつ勝利を挙げました。半兄エイシンネクタルは中央ダート1200mで未勝利を脱出し芝1600mでも2着の経験があります。祖母エイシンへーベは中央6勝全てが1200m戦という韋駄天振りを発揮し福島民友カップ(OP)を勝利し、また叔父エーシンヒットマンも中央5勝全て1200戦という成績で極めてスプリント適性の高いファミリーと言えそうです。
本馬はここまで6戦0勝。2歳11月25日東京競馬芝1600mでデビューします。結果はシンガリ負けとなりますが、レース中騎手が走りに違和感を感じ、無理せず回ってきたもので度外視できます。2戦目は中山芝1600mに出走も、レースの流れに乗れず後方のまま14着。3戦目は中山ダート1200mに出走し、好スタート決め積極的に位置を取り5番手につけ、前半3ハロン34,5の平均ペースを、3,4角では勝負圏内で立ち回り11着となり、初ダートでレース振りが良化しました。4戦目も同舞台でスタート決め、二の脚速くスッと先行好位にとりつくも、3,4コーナーで手応え劣勢になり直線は伸びを欠き14着となります。5戦目はスタート出遅れで後方からの競馬となりますが、前半3ハロン34,1のハイペースをあまり急がせず中団後方インコースを追走、3,4角で徐々に追い出し直線はじりじりと伸び見せ8着となります。3ヶ月休養後、迎えた前走はプラス12キロが響いたのか、中団からの競馬で追走に忙しく、直線伸びを欠き見せ場なく13着と大敗。中央ではメンバーレベル厳しく、このタイミングでオークション出品となりました。性格は素直で扱いやすく、ここまでアクシデント無くコンスタントにレースに出走できており心身共に健康的な馬です。馬体はまだ緩さがあり成長の余地は残していると思われます。美浦ウッドコース重馬場を5ハロン計測で80,8-64,0-50,3-37,0-12,3の好時計を強めで追われ、3歳2月にマークしており潜在能力は秘めていると思われます。ダート適性は高く、父の産駒も地方で21頭出走し12頭が勝ち上がり勝ち馬率は57,1%と半分以上が成績を残しており、中央で揉まれたアドバンテージを生かせればまだまだ頑張れる1頭と思われます。現状渡しノークレームノーリターンでの出品となります。ご検討の程よろしくお願い致します。
【本馬についての現状説明】
素直で扱いやすい馬ですが、心身共に幼いところがありますので、これから良くなってくる馬だと思います。(JRA美浦・勢司和浩調教師)
※南関東4競馬場への転入はできません。
※阿見TC内セグチレーシングステーブル(茨城県稲敷郡阿見町福田)に在厩しており、預託料は9,570円/日(税込)です。
7月20日(土)より落札者様の預託料負担となります。
販売申込者:(株) 栄進堂(インボイス登録あり)
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