フトコロガタナ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディスクリートキャットはのちの米年度代表馬Invasorに土をつけたUAEダービーや、デビューから無傷の6連勝で制したシガーマイルなど、ダート重賞で3勝を挙げました。種牡馬としてもDads Caps（カーターH連覇）やDiscreet Marq（デルマーオークス）、シークレットスパイス（ビホールダーマイルS）といった米G1馬を輩出し、日本では外国産馬エアハリファが根岸Sを制覇。2017年からは日本にて供用されており、本邦産駒としては豪州のゴールデンイーグルで優勝賞金525万豪ドル（約5億円）を手にしたオオバンブルマイ（京王杯2歳S、アーリントンC、NHKマイルC3着）や、コンバスチョン（ヒヤシンスS、全日本2歳優駿2着、兵庫ジュニアGP2着）、キャットファイト（アネモネS）、スズカコテキタイ（千葉S、大和S）、グランデ（函館2歳S3着）、リンクスターツ（笠松重賞・新緑賞）などが光る資質を見せています。

一方、母系は京都4歳特別の勝ち馬タニノモスボローを産んだアベイブリッジを4代母に、重賞勝ち馬ラビットボール（中山牝馬S、京都牝馬特別2着）を祖母に持ち、近親にはカツラギエース（ジャパンC、宝塚記念）やロードブレス（日本テレビ盃、BSN賞）が存在。半兄ワシヅカミ（兵庫11勝）、トウキチロウ（中央2勝）、半姉ヴィアグローリアス（南関東9勝）をはじめ、きょうだい8頭すべてが勝ち上がっており、いとこのアンノルーチェは中央で6勝を挙げ、中京記念でも3着に好走しました。

今年6月8日の函館・3歳未勝利（ダ1700m）でデビュー。スタートで大きく遅れ、またダッシュもつかず、離れた最後方を追走する厳しい展開となりました。結果も14着とほろ苦いデビュー戦となってしまいましたが、上がり3ハロンタイムはメンバー中4番目と、最後は脚を伸ばしていた点は評価できましたし、能力の一端を垣間見せていました。その後は6月23日の函館・3歳未勝利（ダ1700m）に出走。中1週の強行軍でしたが、デビュー戦の疲れもなく＋4kgと体調の良さを感じさせていました。スタートでも今度はダッシュがつき、中団につけることができたなど、少なからず変わり身を発揮。前走に比べるとだいぶ内容が良くなりましたが、3コーナーでペースが上がると、ついていくことができず、ズルズル後退。結果11着となりました。

その後も続戦の予定でしたが、前走後、右前膝裏と深管に疲れが見られ、触診でも反応があります。腱を痛めていることはないと思いますが、この様子では少し休養が必要でしょう。まだ成長途上で、脚元も固まっていないと思います。これらの現状を考えると、3歳未勝利番組が終了するまでに復帰することは難しいでしょう。残念ではありますが、ここで続戦を断念し、今回のオークションに出品する運びとなりました。JRAでは思うような競馬ができませんでしたが、地方競馬なら十分通用する可能性を持っていると思います。脚元の回復には多少時間がかかるかもしれませんが、3歳という若さ、僅か2戦というキャリアを考えれば、まだまだ伸びしろがあることは間違いありません。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
7月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：サンデーヒルズ（インボイス登録あり）