モズブルーム　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父エピファネイアは日米オークス馬シーザリオの子としてデビュー前から評判を集め、無傷3連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを制覇。翌春のクラシックは皐月賞、日本ダービーともに2着に泣きましたが、秋の菊花賞でG1初制覇を成し遂げました。4歳時のジャパンCでは、ジャスタウェイに4馬身差をつける圧勝。前進気勢が強すぎる面もありましたが、うまくコントロールできたときに発揮するパフォーマンスは圧巻のものがありました。種牡馬としても、初年度から無敗の3冠牝馬デアリングタクトを送り出すなど、素晴らしいスタート。他にも、AJCC勝ち、菊花賞2着のアリストテレスなど重賞での活躍馬が生まれ、2世代目以降もエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）、サークルオブライフ（阪神JF）、ステレンボッシュ（桜花賞、オークス2着、阪神JF2着）、テンハッピーローズ（ヴィクトリアマイル）、ダノンデサイル（日本ダービー）、ブローザホーン（宝塚記念）と続々とG1馬が誕生しています。JRAでの勝ち上がりは圧倒的に芝が多くなっていますが、父シンボリクリスエスがダートの一流馬を出していることを考えれば、今後はダートの活躍馬を送り出す可能性も十分にあるでしょう。

母系に関しては、伯父にJudiths Wild Rush（米G3ヴィジャルS、ヴィジャルH、マリーンS）、スタッドジェルラン（ジュライS、レパードS3着）、アルゴリズム（東京スプリント3着、船橋重賞・船橋記念2着）、いとこにコパノリッチマン（門別重賞・王冠賞、大井重賞・黒潮盃2着）がいます。母アキノクリンチはJRAダート1勝、笠松1勝を挙げています。

母の初子で、2022年の北海道サマーセール出身（2310万円）の本馬は、今年4月6日の福島ダート1700mで既走馬相手にデビュー。若干立ち遅れて15頭立ての後方2～3番手追走となり、直線で差を詰め切れず、勝ち馬から1秒5差の8着に敗れてしまいます。中2週の京都ダート1800mは15頭立ての4～5番手に付けたものの、直線で伸びを欠いて6秒6差の14着。2カ月あけての前走は条件を替え、6月30日の小倉芝2000mに臨みましたが、18頭立ての2～3番手から伸び切れず、4秒4差の15着に終わっています。

前走で左前屈腱炎（損傷率21％）を発症してしまいました。見舞金18号の適用を受け、オークション出品となります。両前のソエも良化してきていただけに残念ですが、地方でのリスタートに期待しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


2024年6月30日の競走後、左前肢屈腱炎（損傷率21%)の発症を確認。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9ヵ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社アカデミー（滋賀県東近江市外町）に在厩しており、預託料は11,550円/日（税込）です。
7月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) キャピタル・システム（インボイス登録あり）