キングレガリア　　セン５歳　　※中央競馬　登録抹消

父のキングカメハメハは2004年のダービー馬。ほかにNHKマイルCなども制し、翌年からスタッドインしました。2010年と2011年のリーディングサイアーであり、香港スプリント連覇をはじめGⅠ6勝のロードカナロア、皐月賞とダービーを制した二冠馬ドゥラメンテ、香港・クイーンエリザベス二世C優勝のルーラーシップなど産駒は種牡馬としても結果を出しています。数多くの活躍馬を輩出しましたが2018年シーズンをもって種牡馬を引退し、現5歳世代がラストクロップとなります。

いっぽうの母系ですが、母のデリキットピースは忘れな草賞に勝つなど3勝をマーク。半兄のオースミバレルは園田で3勝。また2代母デリキットは3勝、叔母のデリケートアーチも2勝しています。3代母エコルシュからはオークス馬アドラーブルや、その産駒で京都記念勝ちのエモシオンのほか、交流重賞の佐賀記念に勝ったエアピエールや中山大障害などを制したノーザンレインボーなどが輩出。5代母アラクネからはスプリンターズS馬マイネルラヴが出ており、遡ると名牝プリティーポリーにたどり着くファミリーです。

本馬は2021年の千葉サラブレッドセールにて2222万円で落札されています。
2歳12月の阪神ダート1800m新馬戦でデビューし8着。その後はダートを1戦、芝を3戦しましたが掲示板を確保することができず、金沢競馬へ移籍してJRA再転入を目指すことになりました。去勢手術やその後の調整で4歳5月からの再始動となりましたが、金沢での初戦となった1400mで2着馬に2秒1差をつけて初勝利。2戦目こそクビ差2着惜敗も、その後の2戦を快勝して再転入条件をクリアしています。
JRA再転入からの2戦は4着、7着でしたが、11月の川崎1600m交流戦で3着となると、翌週の盛岡ダート1600m交流戦で2着。さらに12月の中京ダート1900m戦でも4番手追走から3着に入るなど善戦しました。
今年に入り栗東の新谷功一厩舎から新規開業の藤野健太厩舎へと転厩し、4月の福島ダート1700m戦から復帰するも14着。5月の東京ダート2100m戦10着後、6月27日の園田1400m交流戦では4着とレースを使いながら徐々に復調気配にあり、8月の中京開催を目標に外厩で再調整されていました。
ところが7月14日の調教中に鼻出血を発症。両鼻腔からそれなりの出血量が確認されるなど、復帰までに時間を要する見込みとあって今回のオークション出品に至りました。
なお本馬は3歳4月にも放牧先で両鼻腔から少量の鼻出血を発症。今回が2度目の鼻出血発症となります。地方のダートへの適性は金沢や交流戦での戦績から疑いの余地もなく、お時間をいただくことになりますが復帰後に活躍してくれるものと考えています。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・両前蟻洞
・右前内側骨瘤
・両飛節外側プニッとしてる

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※調教中にDDSPの症状を出す時があります。競走能力に影響はないと判断して、レースでは舌を縛って対応していました。

※2022年9月16日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
7月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドR（インボイス登録あり）