バイアメ　　牡２歳　　※地方競馬　在籍

父レッドファルクスは3戦目に芝で勝ち上がると、その後はダート中心に実績を積んで4歳秋にオープン入り。5歳時のオープン初勝利もダートの欅Sでしたが、続くCBC賞を差し切り、重賞初勝利は芝で挙げました。すると、秋のスプリンターズSも差し切ってG1ホースの仲間入り。その後は芝に専念し、翌年は京王杯SCを勝ち、スプリンターズSを連覇と名スプリンターの仲間入り。7歳いっぱいまで走って引退、種牡馬入りしました。初年度産駒のデビューは2022年。7月の福島芝1200mでナックブレイブが新馬勝ちしてJRA初勝利を飾り、すずらん賞で2着となりました。その後も芝、ダートを問わずに短距離での勝ち上がりが目立っていましたが、徐々に中距離以上での勝利も増えており、オールマイティーぶりを発揮しています。地方競馬では重賞勝ち馬も送り出しており、古馬になって活躍する産駒も目立っています。

母系を見ますと、母オヒアレフアはJRAのダートで1勝。半兄ライルアケカイは門別で2勝を挙げています。母のいとこには札幌2歳Sを勝ったブラックホール、フェアリーSを勝ったライラックのきょうだいがおり、祖母グランモーゼスのいとこにはセントライト記念を勝ったクォークスターや交流重賞6勝を挙げたトーセンジョウオーがいます。3代母ブルーリッジリバーは桜花賞2着馬。近親にはJRAから豪州に移籍してG1を2勝したBrave Smash、東京シンデレラマイルを勝ち、JBCレディスクラシック3着のトーセンセラヴィなどがおり、さらに溯れば、5代母スカーレットインクの子孫には、ダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹や、ヴァーミリアン、サカラートなどのダート王も。日本屈指の名牝系と言えます。

本馬は2024年5月8日に門別1000mの新馬戦でデビュー。大外8番枠から好スタートを決めましたが、徐々にポジションを下げてしまい、道中も余裕のない追走となりました。ただ、4コーナーで内を回って直線を向くと、そこからは離されずに食い下がり、6着でゴールしています。
同舞台の2戦目では時計、着差を詰めることができず、3戦目からは減量騎手を起用。3戦目の1200mでは大きな変わり身を見せることはできませんでしたが、距離を延ばした4戦目の1500m戦、5戦目の1600m戦では道中で脚がたまったぶん、ラストはメンバー上位の上がりタイムをマークすることができています。
内容的には良化が見られますが、まだ勝ち負けに持ち込むには時間がかかりそうな現状でもあり、5戦を消化した段階でのオークション出品を決めました。牡馬としては小柄なタイプですが、これから心身両面での成長が見込めると思いますし、新たなオーナー様の下でキャリアを積みながら、順当に力をつけていってほしいと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
減量騎手を起用しましたが、うまく乗ることができなかった印象で、もっと走れる馬だと思います。門別はレベルが高いため、他場に行けば変わり身を期待できるのではないでしょうか。（ホッカイドウ競馬・小野望調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※錦岡牧場（北海道新冠郡新冠町字新和）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
7月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：土井 久美子（インボイス登録あり）