マーニク　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父サトノダイヤモンドはデビュー3連勝できさらぎ賞を制し、クラシックの主役候補に名乗りを上げると、春は皐月賞3着、日本ダービー2着とあと一歩及びませんでしたが、秋の菊花賞で待望のビッグタイトルを手にしました。続く有馬記念では、キタサンブラックとの壮絶な追い比べを制してG1連勝を飾り、JRA賞最優秀3歳牡馬に輝いています。4歳以降はG1こそ獲得できなかったものの、重賞2勝を積み重ねるなど一線級で走り続け、5歳いっぱいで引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2022年。6月の中京でダイヤモンドハンズが新馬勝ちを果たし、札幌2歳Sで3着。秋の東京で新馬勝ちしたシンリョクカは阪神JFで2着となり、サトノグランツが京都新聞杯を勝って産駒の重賞初勝利を挙げています。JRAでは芝での活躍が目立ちますが、地方競馬でも続々と勝ち上がりを記録しており、今後の活躍が期待される種牡馬です。

一方、母系を見ますと、半姉ハイエログリフは中央の芝で勝ち上がり、1勝クラスでも上位争い。いとこには豪重賞勝ち馬Coco Jambooがおり、おばのBedaleはフランスのリステッドレース好走馬です。祖母Betaは仏G3カブール賞の2着馬で、その半兄には凱旋門賞馬のバゴ、半弟には仏G1ムーランドロンシャン賞などを勝ったMaxiosなどがおり、仏G1モルニー賞などを勝った4代母Coup de Genieの子孫には、仏オークス馬Sengaなどの欧米の一流馬だけでなく、ナムラクレア、ファンディーナ、マカオンドールといった日本の活躍馬もおり、非常に質の高い一族です。

昨年9月に中央競馬よりデビュー。芝、ダートでそれぞれ1戦を消化しましたが、ともに思うような結果が得られなかったことから12月23日に登録を抹消しました。そして今年のホッカイドウ競馬の開幕に合わせて地方よりリスタートしています。門別ではダート1700mを中心にレースを使い、まず4月18日と5月1日の3歳条件（ダ1700m）でともに3着。また、6月からはC4クラスに格付けされ、前走7月16日の門別・C4‐3（ダ1700m）では1着馬から0秒1差の3着に入りました。

伝達しなければいけない事項としては、中央在籍時より発馬で遅れたり、五分に出てもダッシュがつかなかったりと、ややスタートに難があり、どうしても後方からの競馬を余儀なくされてしまっています。そのためレース展開が向かないと、見せ場すら作れませんところがありますが、終いの脚には光るものがあり、上がり3位以内を4戦でマークしています。門別での7戦に限れば、3着3回、5着2回と、計5戦で掲示板に載っている安定感は大きな魅力のひとつといえそうです。

特に前述の通り、直近のレースである先週の門別・C4‐3（ダ1700m）では1着馬から0秒1差の好勝負を演じました。スタート直後こそ最後方でしたが、向こう正面よりインコースを通って徐々に進出すると、3～4コーナーでは先頭から2馬身以内の4、5番手までポジションを上げ、さらに直線で外へ持ち出されると、ゴールに近づくにつれてどんどん加速。最後は1着馬にアタマ＋クビまで迫りました。

今回は私どもが馬主業を廃業することに伴い、出品する運びとなりましたが、本馬は順調にキャリアを積み重ねてきたことが、ここにきて結果に繋がってきており、今後も上位争いを繰り広げてくれるのではないでしょうか。まだキャリアが10戦未満の3歳馬ですし、伸びしろを十分残していると思います。新オーナーの下でさらなる活躍を見せてくれることを祈っております。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
展開の恩恵が欲しいタイプではありますが、リズム良く進めることができれば、最後にいい脚を使えるタイプです。まだ良化の余地もありそうです。（ホッカイドウ競馬・角川秀樹調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※シュヴァル（北海道日高郡日高町福満・新生ファーム内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
7月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) アウレア（インボイス登録あり）