アルシャリフ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のアルアインはディープインパクト直仔で3歳時に皐月賞をレースレコードで制すると、古馬になってからも大阪杯に優勝。2020年から種牡馬入りしており、初年度産駒となる現3歳ではコスモキュランダが弥生賞ディープインパクト記念で重賞初制覇を果たすと皐月賞でも2着。カズゴルティスが6月の京都ダート戦で2勝目をあげるなど、8頭が勝ち上がっています。また2歳世代ではエンドレスサマーが函館2歳Sで3着に入りました。4歳下の全弟にダービーやドバイシーマクラシックに勝ったシャフリヤールがおり、スタッドイン初年度から4年連続で100頭を超える繁殖牝馬を集める人気種牡馬です。

いっぽうの母系ですが、母のテイケイラピッドはJRA新馬戦勝ち馬。きょうだいはひとつ上の半兄サヴォーナが神戸新聞杯と日経新春杯で2着入った現役のオープン馬で、半姉テイケイアンジェは園田で4勝をあげています。2代母のラプーマは米G3ビウィッチSの2着馬。従姉妹にはフェニックス賞に勝ち小倉2歳Sで2着のレオパルディナ、また従姉妹で3勝をマークしたアイムユアドリームの仔にはJRAでオープン入りを果たし六甲盃2着など地方競馬の重賞で活躍中のユアヒストリーがいます。なお3代母のレイズアホームからはペルーG1ポージャデポトランカスの勝ち馬リアーナが出ています。

本馬は2022年の北海道セレクションセールで2090万円にて取引されました。
2023年11月18日の東京芝1800m新馬戦でデビュー。馬体重は544キロでした。好スタートから逃げの手に出ますが、直線残り400m付近で2番手を追走していた後の皐月賞馬に交わされてからは下がってしまい勝ち馬と1秒7差の10着に敗れています。
2戦目となった今年2月の小倉芝1800m戦では後方3頭目からの追走となり、11着敗退でした。
4月の阪神ではダート1400m戦へ出走。中団の外からレースを進め徐々に差を詰めようとしましたが、伸びがなく1秒6差の7着でのフィニッシュ。5月のダート1200m戦では後方2頭目からのレースとなり、13着に敗れています。
そして7月20日の小倉ダート1700m戦では中団グループの後ろから追走も、直線で止まってしまい殿16着での入線。1着馬との着差は5秒9で、タイムオーバーによる出走制限を課せられました。
前走の馬体重が522キロと絞れてはきたものの全体的に緩さを残っており、スピード不足なのが否めない現状です。そこで地方でレースを使いながら変わり身を待つのがこの馬にとっていいとの結論に至り、今回のオークション出品となりました。
使いつつ心身ともに成長して緩さが解消されれば、良化が十分に見込めそうな馬だと考えています。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・体に虫刺されのような症状
・全身皮膚病


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2024年8月20日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2024年7月20日（土）　3回小倉7日　6R　3歳未勝利　　ダ1700m（重）
　　　結果16着　　タイム1:51.7（1着馬からのタイム差5.9秒、5着馬からのタイム差4.5秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
7月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：前原 敏行（インボイス登録あり）