ファルギュラント　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のキズナは第80代の日本ダービー馬で、鋭い末脚を武器に国内外で重賞5勝。ディープインパクトの後継種牡馬としてスタッドインし、2019年にデビューした初年度産駒の活躍でファーストシーズンチャンピオンサイアーを獲得しています。エリザベス女王杯馬アカイイトやマイルGⅠ3勝のソングラインなどの活躍馬を次々に輩出。そして今春の皐月賞をジャスティンミラノが制して、ついにクラシックウイナーが誕生しました。名実ともにトップサイアーへの道を歩んでおり、現在までに20頭がJRAで重賞勝ちを収めています。

いっぽうの母系ですが、母のブレイズガールはJRAで2勝。2代母のアペイロンは兵庫で3勝、伯母のシークレットベースは兵庫で3勝後にJRAで1勝。また同馬の産駒で本馬の従兄弟にあたるシークレットイスラは7月の福島戦で初勝利をあげています。遡ると4代母ダンスロマンスからは交流重賞のマリーンCで3着に入ったダブルファンタジー、5代母ブルーティピーからはペルーダービー馬ティアヒヒ、本邦では函館3歳Sを勝ったダンツダンサーなどの活躍馬が出ています。

本馬は2023年9月17日の中山芝1200m新馬戦でデビュー。馬体重は416キロでした。大外16番枠から好スタートを切ったものの、二の脚は内の馬が速く中団からの競馬となりました。徐々に差を詰めたものの距離が短い感もあり最後は10着入線。勝ち馬とは1秒5差でした。距離を1600mと2000mに延ばした2戦で10着、12着となり、暮れの中京ではダート1800mを使われ1着馬と1秒3差の7着に敗れています。
今年は2月の東京芝2400m戦から再始動し10着。中山芝2200m戦では2番手からの競馬となるもラストで甘くなってしまい8着。続く3月の中京芝2200m戦でも2番手からの競馬で1着馬から0秒9差の6着に入っています。
中2週の中山戦11着後に関西へ転厩となり、6月の京都芝2000mで15着。そして7月7日の小倉芝2600m戦では中団のインから追走も2秒4差の11着敗退で、３走成績による出走制限を課せられました。
その後は障害練習をスタートしましたが、7月25日の障害試験で不合格。このタイミングでファンド運用を終了し、オークション出品とさせていただきました。
最終出走時の馬体重が428キロと小柄な馬ですが、デビューからの10か月で10戦を消化したようにタフさがあります。またゲートの出やレースでの先行経験など器用さもある馬だけに、地方のダートでリスタートしてレースを使いつつ良化していけば変わり身も見込めるものと考えています。

なお、現在以下の状態が見受けられます。
・左前肢エクイ
・右後肢傷・腫れ
・グイ（さく癖）
・全身皮膚病

以上、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
8月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドR（インボイス登録あり）