シンガプーラ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

シンガプーラをご紹介いたします。

父はディスクリートキャット (USA) です。2歳でデビューし3歳まで無敗の6連勝を決めると、シガーマイルH (G1) をEasy Goer (USA) に並ぶレコードタイムで制しました。種牡馬入り後はカーターH (G1) 連覇のDads Caps (USA) など5頭のG1勝ち馬を送り出しています。本邦産駒からはJRA芝マイル競走4勝のワールドバローズ、千葉Sなどオープン競走2勝のスズカコテキタイ、そして京王杯２歳S (G2)、アーリントンC (G3) を優勝し、NHKマイルカップ (G1) で3着に入着。その後豪ゴールデンイーグルを制したオオバンブルマイなどスピード溢れる産駒が多数活躍しています。

本馬は代々活躍馬が輩出する一族の出身となっており、おばにはJRAにおいて特別勝ちを含む2勝を上げたルミネイト、2代母はJRA競走3勝、準オープンクラスにおいても3着入着を果たしたサンデーミューズ。3代母スカルプトレスからはJRA競走4勝のベルニーニ、そして、4代母シンコウビューティからはオープン競走2勝、AR共和国杯 (G2) 2着のハッピールックなどが輩出。そのファミリーには、本年のオークス (G1) を制したチェルヴィニアも名を連ねます。

本馬は2024年2月10日、東京・ダート1400ｍの新馬戦でデビュー。10番手と後方よりの追走で直線にかけるレースとなり、上がりタイム3位となる37秒０の脚で追い上げましたが、前が残る流れでもあり１秒６差の７着でフィニッシュ。勝ったカフェニクスはデビュー２連勝、２着のアピーリングルックはその後２連勝、そして３着のグランメドウもすぐに勝ち上がり、直後の１勝クラスで２着という好メンバーが集まったレースでもあり、前述の３頭にはかないませんでしたが、４着馬からは０秒４差に食らいつきました。

続く２戦目は２か月強のブランクを経て、同年4月20日の東京・ダート1300ｍ戦に出走。中団のインで流れに乗り、直線はこの馬なりにじわじわと脚を伸ばしましたが、先行集団を捕まえるには至らず、１秒５差の８着でゴールしております。

最も好内容のレースとなったのが、３戦目となる同年６月30日の福島・ダート1150ｍ戦でした。前回から150ｍの距離短縮となりましたが、先行集団を射程圏内に入れた８番手をキープ。直線で内をすくって伸びましたが、５着まで。3馬身突き抜けたコウユーユメノヨウには離されましたが、２着馬からは０秒４差と健闘。今後の更なる上昇が期待されましたが、4戦目となった同年７月21日、福島の同舞台のレースで10着に敗れたため、現状の能力では期限内の勝ち上がりは難しいと判断し、このタイミングでの上場となりました。未だ４戦とキャリアが浅く、心身ともに幼さが残る現状でありながら、確実に伸びる末脚の持ち主でもありますので、新天地でさらなる鍛錬を積み、秘める能力を開花させてほしいと願っております。また、その血統背景からも引退後には繁殖牝馬としても魅力的な1頭ではないでしょうか。

なお、本馬は2023年2月頃に左後肢の跛行が確認され、レントゲン検査で後膝に古い疲労骨折が見つかったため、3カ月半乗り運動の制限を実施しました。その後は特に問題は確認されておりません。

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は8,250円/日（税込）です。
8月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）