クラウドクラスター　　牡５歳　　※地方競馬　在籍

父アドマイヤムーンは2歳時から重賞タイトルを積み重ね、3歳時のクラシックは勝てませんでしたが、古馬になってから本領を発揮。ドバイに遠征し、ドバイデューティフリーでG1初制覇を飾ると、帰国後は宝塚記念を制覇。さらに秋にはジャパンCでG1・3勝目を飾り、2007年のJRA賞年度代表馬に輝きました。産駒のデビューは2011年。ファインチョイスが函館2歳Sを勝っていきなり重賞初制覇を飾ると、その後も京成杯AHで芝1600mの日本レコードをマークしたレオアクティブ、短距離重賞3勝を挙げたハクサンムーンなど、産駒はコンスタントに活躍。2017年にセイウンコウセイが高松宮記念を制して産駒のG1初制覇を飾り、翌年にはファインニードルが高松宮記念、スプリンターズSとスプリントG1春秋制覇を果たしました。気性的に芝の短距離での活躍が目立ちますが、地方競馬の重賞勝ち馬や、障害重賞6勝を挙げたオースミムーンなど、産駒は幅広く活躍。母の父としても重賞2勝のノースブリッジなどを送り出しています。

母系に関しては、祖母ストームソングが米G1フリゼットS、BCジュヴェナイルフィリーズなど重賞3勝、G1メイトロンS2着の実績馬で、叔父にBalladry（米G2サンフェルナンドS2着）、Trojan Nation（米G1ウッドメモリアルS2着）、いとこにAsperity（仏G3ポールドムサック賞）、Angel Terrace（米G3ヴァリーヴューS）、Order of St George（英G1アスコットゴールドC、愛G1セントレジャー2回など重賞8勝、凱旋門賞3着）、ミッドサマーフェア（フローラS）、ソフトフルート（秋華賞3着）、フィアスプライド（ターコイズS、ヴィクトリアマイル2着）がいます。母スプリングレインは不出走ですが、他のきょうだいは半兄スプリングシーズンがJRAダート4勝、ヴァンガードがJRA芝1勝、ダート3勝、フォンスがJRA芝2勝、高知8勝、ギベルティがJRA芝1勝、半弟ヒサメがJRAダート1勝と、10頭中5頭が勝ち上がっています。

本馬は、美浦・古賀慎明厩舎から2021年11月7日の東京芝1400mでデビュー。13頭立ての中団から伸び切れず、勝ち馬から1秒2差の8着に敗れてしまいます。その後も大きな進境はうかがえず、4戦して6着1回が最高。2022年6月5日の東京ダート2100mで15頭立ての11着（4秒0差）に敗れたのを機に金沢競馬へ移籍となります。

佐藤茂厩舎での初戦は2022年7月19日の未勝利3歳B7（金沢ダート1400m）。8頭立ての中団からメンバー2位の上がりで伸び0秒4差の2着に好走します。2週後の同距離でも10頭立ての2着（0秒2差）に入ると、さらに2週後の同距離では10頭立ての中団後方からメンバー最速の上がりを繰り出し、0秒2差で差し切って初勝利を飾ります。

2週後の鶴仙渓賞3歳B特選（ダート1500m）では9頭立ての後方から向こう正面で2番手に上がると、3～4コーナーで早くも先頭に立ち、直線で1秒2差ぶっち切って連勝を飾ります。以降も末脚を武器に4歳の2023年までに24戦して5勝を積み重ねましたが、今年に入ってからは10戦して4着3回が最高と善戦どまり。前走は先週7月23日のB1三特別編成（金沢ダート1400m）で、10頭立ての後方1～2番手から伸びを欠いて2秒8差の8着に終わり、当地で通算38戦7勝、2着6回、3、4着各7回の成績を残しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
後ろから末脚を生かすタイプです。金沢では1400、1500mで距離が短い感がありますが、それでも勝ち星を重ねてきました。少し夏負け気味で休養させたい印象ですし、入れ替え整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。他場でリスタートに期待しています。（金沢競馬・佐藤茂調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※金沢競馬場・佐藤茂厩舎（石川県金沢市八田町西）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：大山 良彦