ジョブックルーチェ　　牝６歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父ダイワメジャーは現役時にマイルCS連覇や天皇賞・秋などG1・5勝を挙げ、2年連続で最優秀短距離馬に選出。種牡馬としての活躍も目覚ましく、ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いた2011年以降、カレンブラックヒル（NHKマイルC）、コパノリチャード（高松宮記念）、ブルドッグボス（JBCスプリント）、メジャーエンブレム（NHKマイルC、阪神ジュベナイルフィリーズ）、レーヌミノル（桜花賞）、アドマイヤマーズ（香港マイル、NHKマイルC、朝日杯フューチュリティS）、レシステンシア（阪神ジュベナイルフィリーズ）、Double Major（ロイヤルオーク賞）など多くのG1ホースや重賞勝ち馬を輩出し続けており、5歳世代からはセリフォス（マイルCS、富士S、デイリー杯2歳S、安田記念2着）やドンフランキー（東京盃、プロキオンS、ドバイゴールデンシャヒーン2着）、マテンロウオリオン（シンザン記念、NHKマイルC2着）、3歳世代からはアスコリピチェーノ（阪神ジュベナイルF、桜花賞2着、NHKマイルC2着）、エコロブルーム（ニュージーランドT）らが躍進。パワフルなスピードを武器にサイアーランキングの上位を賑わせています。

一方、母系は桜花賞馬リーゼングロスやエリザベス女王杯馬タケノベルベットを産んだタケノダンサーを5代母に、ラジオたんぱ3歳牝馬S3着タケノコーリーを4代母に持つ、日本に力強く根付いた実績あるファミリー。リーゼンシュラーク（七夕賞）やアインリーゼン（オークス3着）、エンゲルグレーセ（エルムS、クラスターC）、オースミダイナー（北海道スプリントC）、クイーンアルタミラ（新潟2歳S3着）らもこの一族の出身で、半姉ジョブックコメンは中央3勝を挙げた準オープン馬。出品本馬を含むきょうだい5頭で計25勝を量産するなど、底力にも長けています。

本馬は、2020年6月・東京の2歳新馬戦でデビューを迎え競走馬としてのキャリアをスタート。接戦を演じた競馬もありましたが、勝ち星を挙げられずに21年10月にホッカイドウ競馬へ移籍すると門別競馬で3連勝。勢いに乗じてJRAへ再登録。しかし1勝クラスの壁は厚く22年10月に名古屋へ移籍しました。
地方競馬の水が合うのか、移籍2戦目に勝利を収めるとコンスタントに勝ち星を挙げて23年4月の笠松までに9戦5勝の活躍。5月に金沢で行われた【お松の方賞】（重賞）に臨み入着を果たす大健闘でした。
その後、3月16日のサタデーオークションで落札し、4月にホッカイドウ競馬へ移籍して臨んだ4月18日・ダート1700m。後方追走から捲る競馬で2着と地力を示してくれたものの入線後に左前肢球節の亜脱臼の発症を確認。休養先の牧場で復帰の道を模索しながらマシン運動を再開すると歩様が悪くなりパドック放牧へ逆戻りの繰り返しで、目処が立たない現状を踏まえて検討した結果、誠に残念ではありますが、現役続行を断念し、繁殖として出品させていただきます。ご検討をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2024年4月18日の競走で、左前肢球節の亜脱臼を発症しています。


※坂東牧場（北海道沙流郡日高町字福満）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
8月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：森本 研太（インボイス登録あり）