クリノガリバー　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父リアルインパクトはディープインパクトの初年度産駒で、新馬勝ちから京王杯2歳S、朝日杯FSと連続でグランプリボスの2着。3歳時のNHKマイルCでも同馬の3着に敗れましたが、続く安田記念では鮮やかに古馬を破り、史上初の3歳馬による優勝でG1初勝利を飾りました。その後もマイル前後の重賞で好走を続け、5歳時、6歳時には阪神Cを連覇。7歳時には初の海外となる豪州遠征を敢行し、ジョージライダーSで2度目のG1制覇を果たしました。産駒は2019年にデビューし、早い時期から続々とJRAで勝ち上がり。もみじS、クロッカスSを勝ったラウダシオンがNHKマイルCにも優勝し、初年度からG1ホースが誕生しました。その後もモズメイメイ（チューリップ賞、葵S、アイビスサマーダッシュ）、クリーンエア（新潟2歳S3着）といった重賞活躍馬が出ている他、地方競馬や豪州でも重賞ウイナーが誕生。芝、ダートを問わずにスピード、パワーを生かす産駒が目立っています。

母系に関しては、母クリノリトミシュルがJRAダート4勝。遠縁にSpecial Happening（米G2アルシバイアディズS、G1アーリントンワシントンラッシーS2着）、プリンスオブバーズ（G1愛2000ギニー）がいます。

母の初子となる本馬は、2023年12月24日の阪神ダート1400mでデビュー。15頭立ての中団後方から伸び切れず、勝ち馬から2秒5差の11着に敗れてしまいます。中1週の京都ダート1800mも16頭立ての最下位（2秒6差）と進境が見られませんでしたが、約3カ月後の前走は今年4月2日の金沢の交流戦（ダート1500m）に臨み、立ち遅れて8頭立ての後方2～3番手追走となるも、向こう正面半ばから後続を離して先行する2頭に必死に食らいついていき、直線もしぶとく脚を使って1秒1差の3着に入りました。

前走後、両前の深管を気にする面が見られ、右肩の筋肉痛もあり休養へ。放牧先で状態を確認しつつ乗り始めていましたが、常に右前の深管を気にして歩様も硬いので右肩の筋肉痛がすっきりとはせず、時間がかかっています。所有馬整理もあり、このタイミングでオークション出品となりますが、復帰までには時間がかかりそうな見通しです。現状をご理解いただいた上でのご入札をお願いいたします。

なお、現在四肢に皮膚病が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
8月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：代表相続人 栗本 依利子 （インボイス登録あり）