イガルク　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父サクラオリオンは3歳3月の遅いデビューからじっくりと力をつけ、6歳夏にオープン入りを果たした遅咲き。7歳時には中京記念、函館記念と重賞2勝をマークし、秋の天皇賞にも駒を進めています。8歳秋まで現役を続けて引退。エルコンドルパサーの希少な後継種牡馬となり、種付け頭数は少ないながらも産駒は地方競馬を中心に堅実に勝ち星をマークしています。2018年に産駒のJRA初勝利を挙げたカイザーメランジェは4歳時の函館スプリントSで重賞タイトルをもたらし、8歳時にもオープン勝ちと息の長い活躍を見せました。地方競馬ではスタークニナガが岩手で芝、ダート双方で重賞勝ちするなど、バラエティーに富んだ活躍馬を送り出しています。

母系を見ますと、母ワンスアポンタイムは門別のスプリント戦で2勝。全兄のブラウンキングズは名古屋で勝ち上がりました。母のきょうだいは4頭が地方競馬で白星をマーク。3代母サクラヴィクトリアは関東オークスを勝ち、ローズS、秋華賞で2着の一流馬で、4代母サクラユスラウメのきょうだいには札幌記念など重賞3勝のサクラプレジデント、オールカマー2着のサクラナミキオー、AJCC2着のサクラアルディート。近親には東京新聞杯を勝ったサクラトゥジュールがいます。さらに5代母セダンフォーエバーのきょうだいにはダービー馬サクラチヨノオーや朝日杯3歳Sなどを勝ったサクラホクトオーもいる名門牝系となります。

本馬は2023年7月23日に高知800mの新馬戦でデビューし、最後方から懸命に追い上げたものの前の馬をかわすことができずに最下位の5着に終わりました。ただ、距離が延びた2戦目の1300m戦では3着まで追い上げ、続く同距離の2歳4組特別では0秒2差の2着に食い込むなど、前進を見せてくれました。
その後、跛行による出走取消がありましたが、復帰後は徐々に内容が良化し、10月から2着を2戦続けたのち、11月に1300mの2歳4組戦を3馬身差で快勝して初勝利をマーク。年内最後の出走となった12月の2歳5組戦でも人気に応えて堂々と押し切り、2勝目を挙げてくれました。
ただ、3歳になってからはややパンチ不足の走りが続いており、3戦目に1300mの3歳2組戦で3着となったのが最高。その後も掲示板には上がれていますが、勝ち切ることはできず、6月の一戦を最後に川崎へと移籍しています。
移籍初戦となった1600mの3歳1組特別では、まずまずのスタートから差のない中団グループの中で流れに乗りましたが、勝負どころでペースが上がってからついていけずに14頭立ての12着。2戦目は900mの未格付戦に出走し、序盤から忙しい感じの競馬となって後方の位置取りとなりましたが、ラストはしっかり脚を使い、メンバー中3番目に速い上がりタイムをマークして8着でゴールしています。
川崎で2戦しましたが、やや馬に疲れがたまっている状態で、休養させるのがベストのタイミングでもあり、今回はオークション出品を決めました。デビュー当初は410kgを切ることもあり、小柄な牡馬ですが、馬体面でも少しずつ成長が感じられますし、血統的にも本格化するのは古馬になってからのタイプだと思います。ひと息入れることで成長を促すことができると思いますし、先々にご期待ください。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
川崎では上のクラスでの出走で、距離の合う条件を使うことができませんでした。高知からの連戦と暑さのため疲れが出ている状態ですし、まずは体調を戻し、自分にあった条件での出走がかなえば、変わり身があると思います。（川崎競馬・山崎裕也調教師）


※2023年9月9日の競走にて、寛跛行のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
8月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：星加 浩一（インボイス登録あり）