ビヨンドザドリーム　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

中央在籍時は5戦して未勝利でしたが、2着2回･3着1回を含む計4回掲示板を確保しました。地方競馬に転籍してからは、13戦を消化し、2勝･2着3回･3着1回の成績を残しました。育成時からテンションが高めで、消耗しやすいところがありました。デビューしてからも、カッとなって行きたがる面があり、コントロールが難しく、気持ちが先行してリラックスして走れない点が課題です。普段なら引っかかりやすく、その分終いが甘くなってしまうという傾向にあり、ワンペースでキレ味に欠けます。基本的に馬群ではモマれ弱いタイプです。装鞍所からテンションが高く、パドックでも気性面の危うさが感じられた時もあったり、キックバックを嫌がったり、追ってから反抗するような時もあるものの、毎回そういった面を見せているというわけではないだけに、気ムラな面や精神面の不安定さが課題です。前走も、いざ追い出すと、フワッと気を抜いて、止めてしまったというジョッキーからの指摘を受けています。また、レース間隔が詰まると、コンディションも不安定になる印象で、飼い食いにも影響を及ぼしますし、最近は発汗が多く、馬体の回復がややスローな時もありました。キャリアを重ねても、調教から引っかかる傾向が強く、ホライゾネットやハミを工夫し、改善につながる糸口を見つけても、すぐに慣れてしまい、また同じ課題に直面してしまいます。心身の状態がきちんと整ってくれば、まだ上積みを見せてくれる可能性はありそうです。なお現在、歩様には見せていませんが、両前脚にソエが出ており、触診の際には痛みも伴っています。さらには、暑さもこたえての疲れがうかがえ、カリカリとしていて精神的に煮詰まっている印象を受けます。最近は落ち着いているものの、デビュー前はピリピリとして、気持ちが張り詰めると、馬房で時折旋回癖を見せることもありました。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
入厩当初は馬体も細く442kgでした。現在は453kgほどまで増えています。馬っ気を見せることがありますが、普段は大人しいです。右前脚に骨瘤がみられますが、痛みはありません。調教では、全力で取り組む馬なので掛かりが強く、折り合いがなかなかつきません。そのため、スリーリングハミを使用し、角馬場で10周程流した後、馬場にてキャンターに移行という形をとっています。レースでは、トライアビットハミを使用し、返し馬が難しいため、ゲートまで曳いて連れて行く形をとっています。とにかく走りたい気持ちが強く、スピードもある馬なので先団に取りつければ、いい競馬ができる馬だと思います。（名古屋競馬・角田輝也調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・角田輝也厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) G１レーシング（インボイス登録あり）