メイショウメイボク　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ホークビルは米リーディングサイアーKitten's Joyの産駒であり、2歳時から6連勝で英G1エクリプスSに優勝。古馬になってからはドバイシーマクラシックで逃げ切り勝ちを決め、2019年から英国でスタッドインしました。翌2020年からは本邦での供用が開始され、日本でのファーストクロップとなる現3歳世代では函館で2連勝したカテリーナをはじめ、ホワイトビーチ（開成山特別3着）、セレストの3頭がJRAで勝ち名乗りを上げています。また地方競馬では現在までに11頭が勝ち上がっており、岩手ではコタローが2歳重賞の若鮎賞で3着に好走。産駒たちは芝・ダートを問わず活躍を見せています。

一方、母系を見ますと、母メイショウミソラは園田で3勝を挙げ、中央の1勝クラスでも連対。半姉メイショウコギクは小倉で新馬勝ちを収め、これまでに2勝しています。母のいとこに芝の短距離で5勝を挙げてオープンまで出世し、ファルコンS3着など重賞でも活躍したアルマエルナト。祖母エーシンアクセントの半兄に重賞2勝を挙げて朝日杯3歳S2着のエイシンキャメロンがいるなど、そのきょうだいは堅実に走っています。一族には米国の重賞やリステッドレース好走馬が多数おり、非常にスピード色豊かなファミリーです。

今年3月3日の小倉・3歳未勝利（芝1200m）でデビュー。本馬以外は全て既走馬という厳しい条件での初陣となった中、道中は後ろから2、3番手を追走すると、直線入口でポッカリ空いたインコースへ進路を取り、ラストスパートに入りました。一時は掲示板に載る勢いを見せましたが、結果8着。それでも1着馬とは0秒6差、5着馬とは0秒2差で、上がり3ハロンタイム35秒3はメンバー中5位と、既走馬相手のデビュー戦としては上々のものでした。

続く2戦目は2カ月の休養を挟み、5月11日の京都・3歳未勝利牝（芝1600m）に出走。距離が延び、ペースが緩くなったこともあり、この日は中団を追走すると、レースは4コーナーで馬群が一塊となり、直線での瞬発力勝負へ。本馬も上がり34秒9と上がり6位の末脚で応戦しましたが、上位争いに加わるまでには至らず、結果13着となりました。

3戦目は6月29日の小倉・3歳未勝利牝（芝1200m）へ。好スタートを切った中、慌てずじっくりと後方で脚を溜める策を敢行すると、3～4コーナーで徐々に進出を開始。迎えた最後の直線では馬群の狭いところに突っ込む闘争心、そして一完歩ごとに加速する末脚の切れ味を見せましたが、結果9着でした。ただ、1着馬とは僅かに0秒4差で、上がり34秒2はメンバー中1位と、能力を十分感じる内容でした。

そして、前走は8月17日の中京・3歳未勝利牝（ダ1200m）へ。初めてのダート戦となった中、好スタートを切ると、先頭から5～6馬身離れた中団の外目につけ、勝機を窺いました。しかし、初めて経験する砂のキックバックに怯んだり、バランスを崩したりなど、少なからず苦戦。さらに左回りコースも初めてで、そのあたりの経験不足も少なからず影響したかもしれません。それでも最後まで懸命に脚を伸ばし、結果10着となりました。

今回は3歳未勝利番組の終了が目前に迫っていることに伴い、これ以上の続戦は難しいと判断。非常に残念ではありますが、オークションに出品する運びとなりました。後ろからの競馬になり、終いに脚を使っていますが、結果的にパンチ不足が否めません。ただ、スタート自体は上手で、出遅れたこともありません。またダート適性も前走の結果だけで判断するのは早計だと思いますし、地方競馬なら十分通用するレベルにはあると思います。新たな環境でリスタートさせることで、成長と変わり身を見せてくれることを願っております。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
8月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本 好雄（インボイス登録あり）