クリノニキータ　　牝７歳　　※中央競馬　登録抹消

父ヴァンセンヌは最優秀短距離馬フラワーパークの有力産駒として条件クラスから4連勝で東京新聞杯を制し、安田記念では同年の年度代表馬モーリスに際どく迫る2着に好走しました。初年度産駒は2019年にデビューし、2022、23年とアイビスサマーダッシュで3着に好走したロードベイリーフや、2023、24年と中山グランドジャンプを連覇したイロゴトシなどが好パフォーマンスを披露。2世代目以降からはファユエン（関ケ原S）、バラジ（湾岸S）がOP入りすれば、地方競馬ではハルノインパクト（高知優駿など高知重賞5勝）、トゥルスウィー（九州ダービー栄城賞など佐賀重賞5勝）、イチザウイナー（佐賀・霧島賞）といった重賞ウイナーが誕生しています。

母系に関しては、叔父に地方重賞3勝のシークロム（水沢・青藍賞、スプリングC、盛岡・イーハトーブマイル）がいる他、近親にシャドウゲイト（シンガポール航空国際C、中山金杯、中京記念、川崎記念3着）、サトノタイガー（JBCスプリント、カペラSともに2着）がいます。母ヴェアリアスローズはJRAダート1勝。デビューした他のきょうだいは半姉クリノマンジェリカが園田4勝、半妹カガヤキタイヨーが浦和2勝、金沢1勝、ネッサローズが名古屋2勝、金沢1勝（金沢重賞・兼六園スプリント）と、4頭中3頭が勝ち上がっています。

2018年の北海道オータムセール出身（259万2000円）の本馬は、2019年9月21日の阪神芝1600mでデビュー。出遅れて15頭立ての後方2～3番手追走となり、直線も伸び切れず、勝ち馬から1秒2差の13着に敗れてしまいます。その後も中1週続きの芝で6、8着と大幅な良化は見られませんでしたが、約3カ月たって3歳1月を迎え、名古屋の交流戦（ダート1400m）に臨むと、10頭立ての後方2番手から徐々に進出し、直線でしぶとく脚を伸ばして0秒6差の2着に好走。中1週の小倉芝2000mでは18頭立ての12着（3秒0差）に敗れましたが、中1週で小倉ダート1700mに臨むと、16頭立ての中団から3～4コーナーで3番手まで上がり、直線もメンバー最速の末脚を発揮し、粘る逃げ馬をクビ差とらえて初勝利をつかみます。

1勝クラスでは苦戦が続き、4歳となる2021年3月までのJRA4戦で7着が最高、地方交流3戦で4着が最高。その後、障害に転向したものの、7戦して2着2回、他に平地2戦で6、4着と、コンスタントに使われながら結果が伴わないレースが続きましたが、デビューのころに440㎏前後だった体は、3歳夏に450㎏台、障害に取り組んだ4歳時には470㎏台と着実に成長していました。

5歳を迎えた2022年1月8日の中京ダート1800mでは、プラス7㎏で484㎏まで増え、15頭立ての中団から脚を伸ばして0秒1差の3着と、現級のJRA平地で初めて複勝圏内を確保。その後も勝ち切れないまでも、5歳時はJRA4戦で3着1回、地方交流2戦で2、3着と好走を記録します。6歳を迎えた2023年1月からは小倉ダート1700mで連戦し、タイム差なしの3着、0秒1差2着と惜しい競馬を続け、この年3戦目の同舞台では、9頭立ての3～4番手からメンバー2位の上がりで1馬身差突き抜け、待望の2勝目を手にしました。2勝クラスではなかなか思うような競馬ができず、9戦して5着1回が最高。前走は8月18日の中京ダート1800mに臨みましたが、16頭立ての後方2～3番手から伸び切れず、1秒8差の9着に終わっています。

現級では頭打ちの印象で、オーナーの頭数整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。地方で条件が合えば、前進可能だと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※グリーンファーム甲南（滋賀県甲賀市甲南町新治）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
8月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：代表相続人 栗本 依利子 （インボイス登録あり）