ジーティーウルス　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父エピファネイアは菊花賞で春惜敗の雪辱を果たし、翌年のジャパンCでは並み居る強豪を相手に大きく突き放す圧勝劇を演じてG1・2勝。種牡馬入り後は6年に亘って200頭以上への種付けが続く超のつく人気ぶりで、初年度から三冠牝馬デアリングタクトを筆頭にアリストテレス（AJCC、菊花賞2着）やイズジョーノキセキ（府中牝馬S）、クラヴェル（マーメイドS2着、エリザベス女王杯3着）らを輩出。そして2世代目からエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）やテンハッピーローズ（ヴィクトリアマイル）、オーソクレース（菊花賞2着、ホープフルS2着）、ジャスティンカフェ（エプソムC、マイルCS3着）、3世代目以降もブローザホーン（宝塚記念）やサークルオブライフ（阪神ジュベナイルフィリーズ）、ダノンデサイル（日本ダービー）、ステレンボッシュ（桜花賞）といった有力馬が次々に登場するなど、今まさにトップサイアーとしての地位を築き上げつつあります。

一方、母系を見ますと、母マーゼリンは米G1サンタマリアH、米G2サンゴルゴニオHの2着馬。半兄には先日のキーンランドC2着などスプリント戦線で活躍中のエイシンスポッターがいます。おじのStellar Massは愛G3バリーローンSを制しており、G1愛ダービーで3着。近親にはDevious Boy（米G2オークトリーダービー）やLeporello（英G3ウィンターヒルS、英G3セレクトS）をはじめとして、欧米の重賞やリステッドレースにおける活躍馬が多数存在する一本筋の通った牝系です。

2022年の北海道セレクションセールにて2,310万円で落札。昨年11月11日の京都・2歳新馬（芝1600m）にてデビューしました。あいにくの重馬場だった中、中団追走から最後の直線で上位進出を期待していましたが、残念ながら、そのまま伸びを欠き、結果9着。その後、喉頭片麻痺が判明し、12月8日に手術を実施し、放牧休養に入りました。そして、今年4月7日の福島・3歳未勝利（芝1800m）で戦列復帰を果たすと、後方待機から直線で末脚を伸ばし（上がり3ハロンタイムは16頭中3位）、1着スプリンクルソルトから0秒8差、2着ホットエンペラーとはタイム差なしの3着。また4着クスクス（現1勝クラス。昇級初戦となった7月28日の新潟・3歳以上1勝クラスでも4着に好走）には半馬身差をつけており、結果もレース内容も大幅に良化しました。しかし、その後は3戦を消化したものの、内容も結果も上手く噛み合わず、2戦目のような末脚を見せることなく、3歳未勝利番組が終了。今回のオークションに出品する運びとなりました。心配される喉頭片麻痺の具合ですが、調教師は「術後、全く気にならなくなりました」と話しています。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年12月8日に喉頭片麻痺の手術を実施しています。

※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
9月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：田畑 利彦（インボイス登録あり）