ウーロン　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

ウーロン (JPN) をご紹介いたします。

父アドマイヤムーンは現役時にドバイデューティフリー (G1)、ジャパンC (G1)、宝塚記念 (G1) などを制し、2007年の年度代表馬に選出されました。種牡馬入り後はそのスピードを産駒に伝え、ファインニードルやセイウンコウセイなどのG1スプリンターを筆頭に、これまでに8頭の重賞勝ち馬を送り出しています。

母ザマンダ (JPN) はJRAダート競走において4勝の実績馬。本馬は非常に活力あるファミリーの出身となっており、きょうだいには地方競馬５勝、中央再転入後に１勝クラスで勝ち星を上げたハワイアンタイム、いとこにはオールカマー (G2) など重賞3勝の活躍馬スティッフェリオや、NZトロフィー (G2)、ゴドルフィンマイル (G2) を制したバスラットレオンらが名を連ねています。

本馬は2023年10月29日の新潟・芝1400m戦でデビューを迎えました。１番人気の評価を受けた本馬はスタート後にダッシュを効かせて２番手を確保、好位からレースを進めます。勢いそのままに直線を迎え、ゴール手前で後続からの追い込みに捕まったものの、勝ち馬と0.4秒差の5着と初戦から入着を果たします。

２戦目の同年11月19日に行われた福島・芝1200m戦では９着に敗れますが、約半年間の休養を挟み、距離を延長して臨んだ2024年５月４日の新潟・芝1800m戦では果敢にハナを切ってレースの主導権を握り、直線半ばまで先頭をキープ。ラストは追い込み勢に敗れたものの、最後までしぶとく抵抗し1.1秒差の４着でゴール。同レースの2、3着馬、さらに負かした10着馬がその後勝ち上がりを決めており、ハイレベルなレースにおいても上位争いに加わりました。

度々の好走に、勝ち上がりが期待されていた本馬でしたが、その後３戦を消化するも勝ち上がりを決めることができず、未勝利戦の終了期限を迎えた為にこの度の上場となりました。本馬は芝1400m戦、1800m戦と異なるカテゴリーのレースにおいて、スタートセンスと先行力を武器に２度入着した実力の持ち主です。JRAの最終出走となった2024年９月1日の札幌・ダート1700m戦では、初のダート戦に戸惑ったのかスタート後も顔を上げるなど行き脚がつかず9番手からの追走となりました。向こう正面から進出して３コーナーで５番手まで押し上げたものの、直線では伸びを欠き2.3秒差の12着に終わり、本来の持ち味が活かせなかったレースとなりました。新天地で更なる鍛錬を積み、本来のレーススタイルでの巻き返しを心から願うばかりです。

また、本馬は最終出走時の馬体重が488キロと雄大な馬格を有しており、前述の優秀な血統背景と併せまして、引退後には繁殖牝馬としても魅力的な1頭ではないでしょうか。

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ダーレージャパンファーム（北海道沙流郡日高町富川東）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
9月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）