ヴァルトラウテ　　牝４歳　　※中央競馬　登録抹消

父のレッドファルクスはスウェプトオーヴァーボードの産駒で、2016年と2017年のスプリンターズSを連覇。2017年には京王杯スプリングCに勝ち、高松宮記念と安田記念でも3着に入るなどの活躍から最優秀短距離馬に選出されました。芝で6勝、ダートでは4勝の計10勝、重賞4勝の戦績で2019年からスタッドインしています。これまでにサノノスピードが高知の黒潮皐月賞で2着、笠松のキャッシュブリッツは駿蹄賞で3着、東海優駿では2着に入っています。JRAではレッドシュヴェルトなど4頭が準オープンクラスに在籍しており、産駒は父同様に芝、ダートを問わない走りを見せています。

いっぽうの母系ですが、母のヴァルキリーは未勝利。半兄のカカンクオンが金沢で3勝をマーク。伯母のオーミアリスは小倉2歳Sの勝ち馬、伯父のマクロプロトンは地方競馬で12勝をあげ、川崎の重賞スパーキングサマーCに勝利。また本馬の従兄弟のブレイブアモーレは門別と佐賀で計8勝をあげ、佐賀では重賞を2勝し九州ダービー栄城賞で2着に入りました。遡ると3代母で米G3アクサーベンクイーンズH連覇のベーシイドからは朝日杯FSを制したリンドシェーバーや青葉賞勝ち馬のアドマイヤコマンドが出ています。

本馬は2021年の北海道サマーセールで440万円にて取引されています。
2022年10月10日の阪神芝1400m新馬戦でデビュー。馬体重は460キロでした。12頭立ての10番手からのレースとなりましたが、直線で外から差を詰め4着。中2週の同距離戦では出走メンバー最速の上がり3ハロンをマークして勝ち馬から0秒2差の2着に入りました。その後は芝、ダート合わせて8戦に使われたものの勝ち上がることができず、3歳9月をもって金沢競馬へ移籍します。
10月の金沢1400m戦で2番手から抜け出しから後続に5馬身差をつけて初勝利をあげると、2戦目も連勝。2戦2勝でJRAへの再転入を決めました。
復帰戦となった今年1月の小倉芝1200m戦では、中団追走から直線では最内から差を詰め0秒3差の3着。もっとも以降4戦は2桁着順が続き、距離を1800mに延ばした6月28日の小倉戦では8着。8月31日の中京芝2000mでも9着敗退でした。
そして連闘で出走した9月8日の中京ダート1800m戦では3コーナーあたりから追走に苦しくなり6秒4差の殿10着。タイムオーバーによる出走制限を課せられました。
関係者で協議をした結果ファンドを解散することになり、このたびのオークションへ出品させていただきました。
デビュー当初から口向きの悪さが課題となっており、1勝クラスでは再転入2戦目以降は苦戦してきました。とはいえ金沢でアッサリ連勝を決めたように、地方のダートならまだまだやってくれるのではないでしょうか。

なお、現在両後肢に皮膚病が見受けられます。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2024年10月8日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2024年9月8日（日）　3回中京2日　6R　3歳以上1勝クラス　　ダ1800m（良）
　　　結果10着　　タイム1:57.6（1着馬からのタイム差6.4秒、5着馬からのタイム差3.8秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
9月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドR（インボイス登録あり）