クリノツネチャンの22　　牝２歳　　※育成馬（未登録の２歳）

父アポロキングダムは米国産で、外国産馬として日本で走り、戦績としては未勝利、500万下の2勝で終わりましたが、日本では珍しいLemon Drop Kidの直子という血統も評価されて種牡馬入りしました。種付け頭数は決して多くありませんでしたが、初年度からアポロアリーナがJRAで新馬勝ちするなど結果を出し、同じく初年度産駒のアポロマーベリックは中山グランドJ、中山大障害に優勝と障害の頂点に立ちました。その後もカンナSを勝ったアポロスターズなどの活躍馬も送り出し、種付け頭数も徐々に増加。2014年には72頭と交配しています。アポロビビがダートでオープン勝ちを果たすなど勝ち鞍は芝よりもダートが多く、短距離から中距離まで幅広く対応。地方競馬の重賞好走馬も送り出しています。

一方、母系を見ますと、母クリノツネチャンは園田2勝後に中央の500万下で3着、半姉クリノビッグママは福島のダート1150ｍで3着にきています。おじにセカンドテーブル（京王杯2歳S、CBC賞2着）、近親にコレクションボス（盛岡重賞・オパールC）といった重賞勝ち馬が名を連ねており、さらに遡れば、北米の重賞ウイナーであり、2年連続して米G1ハリウッドターフカップで好走を見せたTalloiresなどもこのファミリーに属します。

本馬は、自己所有馬として中央競馬でのデビューを目指しておりましたが、この度の私事情により所有馬の整理を検討し、サラブレッドオークションに出品とさせていただくこととしました。
北海道の育成牧場から4月4日に滋賀県内の育成牧場へ移動しました。早期デビューを視野に入れておりましたが、馬房内では落ち着いているものの、牝馬特有のイレ込む気性が課題で、マシン運動後は、目立つくらい発汗している様子です。イレ込む気性のため、順調さを欠きながらでしたが、騎乗調教を進めるとフラットコースでのキャンター2500mのラスト4Fを16-16前後のラップで乗れた時期もありました。ただし中間に2回の鼻出血を確認。片側の鼻腔から、うっすらと滲む程度のものでしたので、改めて検査は受けずに騎乗調教を中断して状態の回復に努めて来ました。
所有馬の整理のため、出品を決めてからのここ2週間はマシン運動のみで騎乗調教は控えておりますので、これから立ち上げる時は、少し時間が掛かると思います。皆様には、現状をご理解いただきご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

『クリノラグーン』という馬名で馬名登録済みですが、未出走のため、1回に限り馬名の変更が可能です。

【本馬についての現状説明】
馬房では落ち着いていて飼い葉も食べていますが、外に出すとイレ込みがキツイ馬です。そんな気性なので環境の変化に慣れるのに時間が掛かるかも知れません。（株式会社アカデミー・野田政義氏）


※本馬の馬体重460㎏（9月13日現在）です。

※株式会社アカデミー（滋賀県東近江市外町）に在厩しており、預託料は11,550円/日（税込）です。
9月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：代表相続人 栗本 依利子（インボイス登録あり）