クリノノヴァエ　　牡２歳　　※中央競馬　登録抹消

父のアドミラブルはディープインパクト産駒で未勝利戦とアザレア賞、そしてダービートライアルの青葉賞と3連勝。とくに青葉賞でマークした2分23秒６はレースレコードでした。ダービーではレガレイラやスワーヴリチャードなどを抑えて1番人気に推され、出走メンバー最速の上がり3ハロン33秒3の末脚で差を詰めるも3着。その後は長期休養を余儀なくされ、そのまま5戦3勝で引退し2020年から種牡馬入りしました。初年度産駒となる現3歳では2頭がJRAで勝ち鞍をあげ、岩手ではパラダイスリズムが重賞のサファイア賞を制しました。また2歳世代でもナムラトロムが7月の福島戦に勝利しています。

いっぽうの母系ですが、母のクリノミユキチャンはJRA未勝利後に大井で3勝をあげ、JRAへ再転入しています。半兄のクリノスラッガーは名古屋で2勝、また2代母のライデンガールは笠松で5勝し、重賞のサラ・プリンセス特別を制しました。伯父のランキングはJRA4勝後に浦和で1勝、2代母の全弟ブルーワンライデンは上山で5勝をマークして重賞の2歳優駿若駒賞で2着。遡ると4代母アニマは4勝、5代母でクイーンCを制しオークスでは4着だったイチコからは牝馬東タイ杯とクイーンSに勝利したアルモンセや、ダービー卿チャレンジTに勝ち札幌スプリントSで2着のオギティファニーが出ています。

本馬は2024年8月3日の新潟ダート1800m新馬戦でデビュー。馬体重は492キロでした。まずまずのスタートから5番手につけますが、2コーナーあたりから手応えが怪しくなり3コーナーでは最後方まで下がってしまいます。その後も伸びがなく、1着馬から12秒4差の15着で敗退。なお1コーナーで不利を受けたため、タイムオーバーによる出走制限の適用は受けていません。
その後は放牧に出され帰厩したものの、出品を決めたため体調管理でマシン運動60分のみとあって馬体が緩んでおり立ち上げに時間がかかるものと思われます。このタイミングで所有馬整理のため、オークションへ出品させていただきました。
デビュー前のウッドチップコースでの調教では5ハロンから66秒3と動きましたが、レース当日は馬っ気が強く競馬に集中できませんでした。現状はマシン運動のみなので落ち着いていますが、気性が幼く、乗り始めた際のことを踏まえると去勢も選択肢なのかもしれません。

なお、現在体に皮膚病が見受けられます。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。
9月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：代表相続人 栗本 依利子（インボイス登録あり）