スノーショコラ　　牝５歳　　※地方競馬　在籍

父クロフネは米国産で、クラシックが外国産馬に門戸開放された2001年にNHKマイルCを制して日本ダービーに挑みましたが、ジャングルポケットの5着に敗れました。秋も芝路線を継続する予定でしたが、天皇賞・秋への出走が叶わないことから、初ダートとなる武蔵野Sに出走すると、1分33秒3という芝並みのタイムで9馬身差の圧勝。続くジャパンCダートでも7馬身差で優勝しました。この一戦を最後に故障のため引退、種牡馬入り。産駒も芝、ダートの双方で活躍しており、フサイチリシャール（朝日杯FS）、スリープレスナイト(スプリンターズS)、カレンチャン(スプリンターズS、高松宮記念)、ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)、クラリティスカイ(NHKマイルC)、アエロリット(NHKマイルC)、ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック)といったG1馬を輩出。白毛のソダシもG1を3勝する活躍を見せました。今後は母の父としても注目を集めそうです。

母系を見ますと、母イセノラヴィソンは南関東で通算13勝を挙げ、重賞の船橋記念を勝った活躍馬。きょうだいも地方競馬で多くの白星を挙げており、半姉ハイガーデンも南関東で8勝を挙げています。伯父のシンワインザダークは新馬、福寿草特別を連勝してプリンシパルSで5着となるなどJRA4勝。その他の母のきょうだいは3頭が地方競馬で勝ち上がりました。祖母スワンプキャットは米国で5勝を挙げ、その半兄に愛ナショナルS4着のモアウッズ。3代母ヴォーグフォークスは米G2アーリントンワシントンラッシーSの3着馬です。一族からは米G1トラヴァースS、アメリカンダービーなどを制したプレイフェローなどもいるハイレベルなファミリーです。

本馬は2021年12月27日に大井1200mの新馬戦でデビューし、後方からメンバー上位の上がりタイムをマークして追い上げましたが6着まで。2戦目となった1400mの3歳26万円下ではダッシュがついてハナを奪い、そのまま押し切って、初勝利を挙げています。
続く3歳211万円下で7着と失速したあとは7カ月ほど休養し、9月に1400mの3歳281万円下で復帰。ここでは好位から早めに押し上げる正攻法の競馬を見せ、逃げた1番人気をきっちり捕らえて快勝。3着馬をさらに5馬身突き放す強い競馬で2勝目をマークしました。
ただ、その後に古馬相手の格付けとなってからは思ったような結果が出せておらず、昨年3月の一戦を歩様の乱れから取り消した後は、追い切り中に左前繋靭帯炎を発症するなどして休養が長くなり、今年7月に1年4カ月ぶりに復帰。復帰戦で掲示板には上がれたものの、その後の2戦はもうひとつの走りとなっており、入れ替え整理の意味もあって今回のオークション出品となります。
牝馬ですが550kg級の大型馬。休養期間が長かったぶん、まだキャリアも浅く、まだこれからしっかりしてくる部分もあると思います。ここ3戦は流れに乗った競馬もできていますし、舞台を問わずに頑張ってくれるのではないでしょうか。

現在左前肢に骨瘤が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
検査はしていませんが、大型馬で息遣いが悪いと指摘を受けることがあります。また、以前からある左前の骨瘤を気にするときがありますが、その状態で競馬を使ってきました。なお、大井の退厩手当を受給しています。（大井競馬・藤田輝信調教師）


※2023年3月10日の競走にて、疾病（左後肢跛行）のため出走取消となっています。

※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への転入が可能です（大井競馬退厩手当受給のため）。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
9月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：保坂 和孝（インボイス登録あり）