クリノサンバ　　牝５歳　　※中央競馬　登録抹消

父のパイロはエーピーインディ系のプルピット直仔で、米G1フォアゴーSに優勝。2010年から本邦でスタッドインし、2013年の地方競馬ファーストシーズンチャンピオンサイアーに輝き総合でも2位にランクインしました。産駒はミューチャリーがJBCクラシックを制し、メイショウハリオは帝王賞を連覇してかしわ記念にも優勝。ほかにはラインカリーナが関東オークスに勝ちデルマルーヴルは交流重賞2勝、またビービーバーレルは芝のフェアリーSに勝利しています。昨年はベルピットがホッカイドウ競馬三冠を達成するなど地方競馬の重賞ウイナーも多数輩出されており、人気を集めるサイアーです。

いっぽうの母系ですが、母のハーリカは2勝。きょうだいは半兄のダイヤレイジングがJRAで1勝、セイマイスターは高知と岩手で計16勝、ミズデッポウは園田と名古屋で計6勝しています。また叔母のシーキングザスターは1勝、ダンツチェックは2勝をあげています。2代母の半姉カラジャナは仏G3クレオパトル賞勝ち馬。遡ると4代母で仏G3ロワイヨモン賞2着のカルキーンからは英愛のダービーを制したカヒアシ、ヨークシャーオークス馬キーチェインジ、伊G3ローマヴェッキア賞勝ちのカルキシア、英G3セントサイモンSに勝ちG1愛セントレンジャー3着のキサンガなどが輩出されています。

本馬は2020年の北海道セプテンバーセールで682万円にて取引されています。
2022年4月16日の阪神ダート1800m未勝利戦で既走馬相手にデビューし13着。馬体重は448キロでした。その後9着、8着と少しずつ着順を上げ、6月の名古屋1500m交流戦で5着となります。もっとも8月の新潟ダート1800m戦で12着に敗れると、兵庫県競馬へ移籍します。
園田での2戦で5着、6着となった後、笠松競馬へ再移籍。移籍初戦となった11月14日の1400m戦では先行集団につけ、直線で内から抜け出して初勝利をあげました。その後もコンスタントにレースに使われ、昨年2月の1400m戦では逃げ切り勝ち。3月の1400m戦では2番手追走から直線で先頭に立つと、2着に5馬身差をつける快勝。条件をクリアしてJRAへ再転入します。
6月の1勝クラス戦で15着となった後は障害練習を行い、10月の新潟戦で12着。両後肢に疲れが出たため時間をかけて再調整されたものの、今年8月の復帰戦では10着敗退。
再度平地戦に戻した9月21日の中山ダート1200m戦では最後方からの追走で、勝ち馬から4秒1離された16着。タイムオーバーによる出走制限を課せられました。
今回、所有馬整理でオークションへ出品させていただきました。地方のダートなら、この馬の力を発揮してくれるのではないでしょうか。
なお、元々両前球節に弱いところがあり、前走後に左前繋靭帯に張りが出たため10月2日に検査を行い、腱は問題ありませんでしたが、腱の周囲炎との診断で治療を受けましたので、ケアが必要と思います。

現在、左後肢に腫れが見受けられます。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2024年10月29日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2024年9月29日（日）　4回中山9日　6R　3歳以上1勝クラス　　ダ1200m（良）
　　　結果16着　　タイム1:15.1（1着馬からのタイム差4.1秒、5着馬からのタイム差3.4秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
10月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本 依利子（インボイス登録あり）