エイシンマクレーン　　牡２歳　　※地方競馬　在籍（未出走）

父エイシンヒカリは１５戦１０勝。主な勝ち鞍は香港カップG1、イスパーン賞G1、毎日王冠G2、エプソムカップG3。デビューが３歳４月と遅れたものの未勝利戦からアイルランドトロフィーまで無傷の５連勝を飾ります。次走、初重賞戦のチャレンジカップでは９着と敗れたものの、翌年、都大路S、エプソムカップG3、毎日王冠G2と３連勝。本格化を迎え、大一番となる天皇賞秋へと駒を進めます。同年宝塚記念を制したラブリーデイに次ぐ２番人気の指示を受けますが、自分のリズムで競馬ができず９着とG1の壁に跳ね返されますが、次走、初の海外遠征となる、香港カップで本来のスピードを発揮し2,00,6秒の当時のレースレコードで逃げ切り、初G１制覇を海外遠征で達成します。翌年は欧州遠征を敢行しその１戦目となるイスパーン賞で不安視された道悪競馬も物ともせず、前走ガネー賞G1を勝利した２着馬Daiyanに１０馬身差をつける圧勝で世界を驚かせました。続くプリンスオブウェールズでは断然の１番人気となるも、アスコット競馬場のタフなコース形態に対応できず、まさかの最下位となり、日本に帰国。その後は、天皇賞秋１２着、香港カップ１２着を最後に引退、種牡馬入りします。主な産駒にはエイシンスポッター(安土城S、鞍馬S、オーシャンSG3、３着、京阪杯G3、３着)、エイシンヒテン(ローズSG2、２着、秋華賞G1、４着)、エンヤラヴフェイス(デイリー杯２歳SG2、２着)、ニシノライコウ(高鷲山特別２勝クラス)、カジュフェイス(もみじS)、エイシンケプラー(南部駒賞)、エイシンシュトルム(南部駒賞)など芝、ダート問わず活躍馬を輩出しています。

母エイシンサンバレーは中央２勝で関東オークスJpn3,３着の実績を持ちます。本馬の兄弟には全姉にあたるエイシンヒテン(ローズSG2,２着、秋華賞G1,４着)を筆頭に、エーシンユリシーズ(中央新馬、園田ユースカップ重賞含む地方１１勝)、エイシンパラダイス(中央３勝)、エイシンリンリン(中央新馬、地方６勝)、エイシンルカーノ(中央２勝)、エイシンオニキス(中央１勝、現役)など母の産駒からはここまで全１０頭産まれその中から中央勝ち上がり馬６頭を輩出した名繁殖牝馬で決定力の高い牝系といえそうです。

本馬は未出走。ホッカイドウ競馬デビューに向け調教を進めてきました。入厩当初は怖がりな性格で、調教でも横に跳ねたり環境に慣れるまで時間を要しました。環境に慣れ精神的に余裕が出て自我を出し始めると、非常に馬っけが強くなり、ゲート練習では１頭の練習はできるものの、両サイドに馬が入ると馬っけが酷くなってしまい、ゲート試験までも行けない状況とのことで去勢手術の提案もありましたが、手術は実施せず、頭数整理の為オークション出品の流れとなりました。調教の動きはホッカイドウ競馬のレベルに入っても水準級の動きは感じられ、血統的にも秘めるポテンシャルは高いと思われます。現状は気性面のウィークポイントが先行していますが、心身の成長を待てば、活躍できる可能性は秘めていると思います。現状確認の上、ノークレームノーリターンでの出品となります。ご検討のほど宜しくお願い致します。　

【本馬についての現状説明】
後肢に緩さがありスピードを上げて調教できるまでに時間がかかっています。単走での調教は問題ないのですが、馬っ気が強く、じゃらける所があります。ゲートは駐立までの練習で発馬までは行っていません。ゲートにおいても横に馬がいると馬っ気を出しますので注意が必要です。（ホッカイドウ競馬・沼澤英知調教師）


※本馬の馬体重は442kg（10月3日現在）です。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・沼澤英知厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井 克彦（インボイス登録あり）