クリノモルガナイト　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のアスカクリチャンはアフリート系のスターリングローズの仔で、アルゼンチン共和国杯と七夕賞に勝利し、札幌記念でも2着に入るなど重賞戦線を7歳まで走りました。本邦と香港で46戦7勝の成績で、2015年からスタッドインしています。これまでに血統登録された産駒は30頭ほどですが、クリノドラゴンが交流重賞の浦和記念に優勝。またクリノアルバトロスがJRAダート短距離戦で3勝をマークしています。父は芝で活躍しましたが、産駒はJBCスプリントなどダート重賞6勝の祖父スターリングローズ同様にダートを得意とする馬が目立ちます。

いっぽうの母系ですが、母のレスティヴコマンダは未勝利。きょうだいは半兄ヴェルティゴがJRA2勝、ファイヤープリンスは浦和の重賞ニューイヤーCを制すなど南関東で5勝、アキヨシコバンは南関東と岩手で計10勝をあげています。2代母のシノサクシードは南関東で5勝、伯父のバトルテイオーはJRAで3勝、母の従兄弟にあたるケイジージュニアーはJRA4勝、また母の従姉妹マルチラブリーは高知で12勝をあげ重賞の黒潮皐月賞に勝利。遡ると4代母モガミエイトからJRAで5勝のリリーオブザダンスや、地方競馬で12勝しトウケイニセイ記念など岩手で重賞を3勝したリュウノキングダムが出ています。

本馬は2022年の北海道サマーセールで330万円にて取引されました。
2023年9月5日の札幌芝1500m芝戦でデビューし5着。馬体重は456キロでした。中団のインから追走し、直線では外に出したものの勝ち馬から1秒5差での入線でした。
中3週の中山ダート1800m戦では3番手からレースを進めるも3コーナから位置取りが悪くなり14着。今年初戦の小倉芝1200m戦では12着でしたが、距離を1800mに延長すると7着、6着、5着と着順を上げ、3月の中山芝1800m戦で4着。4月の福島芝2000m戦でも3番手追走から4着に入っています。
もっとも5月の東京芝2000m戦で9着、7月の福島芝2000m戦では14着に敗れてしまいます。放牧を挟み格上挑戦した10月5日の東京芝1800m戦では3番手からレースを進めるも直線で一杯となってしまい殿11着敗退。1着馬との着差は2秒4でした。
所有馬整理のため、このタイミングでオークションへ出品させていただきます。
未勝利戦を勝ち上がれませんでしたが、先行できる脚があるのは地方でリスタートする際にアドバンテージとなると考えています。
なお前走レース後に左前繋靭帯が張っているので、注意が必要です。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※KSトレーニングセンター（茨城県牛久市奥原町）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
10月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本 依利子（インボイス登録あり）