ナンヨーウイング　　牝４歳　　※中央競馬　登録抹消

父のオルフェーヴルは2011年の三冠馬であり、3歳時と5歳時に有馬記念、4歳時に宝塚記念に優勝。日仏で重賞11勝、2年連続で凱旋門賞2着に入るなどして2014年からスタッドインしています。初年度産駒のラッキーライラックが阪神JFと大阪杯に勝ちエリザベス女王杯を連覇し、エポカドーロは皐月賞を制しました。またウシュバテソーロがドバイワールドCを制覇し東京大賞典を連覇、マルシュロレーヌはブリダーズCディスタフ、ショウナンナデシコはかしわ記念に勝利するなど、産駒は芝・ダートを問わず、国内外で活躍しています。

いっぽうの母系ですが、母のエアシンフォニーはJRA1勝。半弟のオールセインツは3勝をあげています。2代母のエアデジャヴーはクイーンSの勝ち馬でオークス2着。伯母のエアメサイアは秋華賞馬で、伯父のエアシェイディはAJCCに勝利。従兄弟のエアスピネルはデイリー杯2歳Sなど重賞3勝でGⅠでも3度の2着、エアウィンザーはチャレンジC、エアアンセムは函館記念を制しています。また従姉妹の仔にあたるベラジオオペラは今年の大阪杯優勝馬です。一族にはクラシック二冠馬のエアシャカールや重賞2勝の重賞3勝でエアソミュール、ジャパンダートダービー2着馬のキリンジなどがいます。

本馬は2021年のセレクトセール1歳市場で1650万円にて取引されました。
2022年8月27日の新潟芝1600m新馬戦でデビュー。馬体重は442キロでした。後方からの競馬となり、直線でも伸びがなく1着馬から2秒2差の16着に敗れています。
その後岩手競馬に移籍し、昨年4月の水沢1300m戦から3戦連続で3着となった後、5月21日の盛岡1400m戦では逃げて後続に3馬身差をつけて初勝利をあげました。以降の6戦では勝てませんでしたが、10月31日の1400m戦で3番手追走から抜け出して2勝目をあげ、岩手での11戦2勝3着4回の成績をもってJRAへ再転入します。
JRA復帰からの3戦は2ケタ着順でしたが、今年3月の阪神芝2000m戦で5着。中1週の中京芝2000m戦でも5着に入りますが、4月の福島芝2000m戦では7着でした。
休養を挟み、復帰戦となった8月31日の新潟・瓢湖特別で13着。2走目となる9月15日の中山芝2000m戦では勝ち馬から2秒5差の16着に敗れています。
その後10月3日の追い切り後に右前球節を捻挫。レントゲン検査で骨には異常はありませんでしたが、1勝クラスで頭打ち感がある現状を踏まえると地方競馬でリスタートしたほうがこの馬にとっていいとの判断から今回のオークションへ出品いたしました。
地方のダートなら変わり身が十分に見込めそうですし、近親に活躍馬が多数いる血統背景から現役引退後の繁殖牝馬としても楽しみな1頭といえるのではないでしょうか。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
10月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中村 徳也