クリノフラッグ　　牝５歳　　※中央競馬　登録抹消

父のモンテロッソはドバウィの産駒で、2012年のドバイワールドCの優勝馬。ほかに英G2キングエドワード七世Sなどに勝利し、2014年から本邦でスタッドインしました。産駒はビリーバーがアイビスサマーダッシュを制し、ラセットは中京記念2着、リュヌルージュは中山牝馬Sで2着に入っています。地方競馬ではリンゾウチャネルがホッカイドウ競馬の三冠馬となり園田の楠賞も制覇。トキノパイレーツは川崎のスパーキングサマーＣに勝利し、オリベが佐賀の九州ダービー栄城賞で2着となるなど、活躍の場は芝・ダート、距離を問いません。

いっぽうの母系ですが、母のパンドラズホープは笠松で2勝。半弟のナムラブーニンはJRAで1勝をあげています。2代母のフサイチパンドラはエリザベス女王杯を制しオークス2着、秋華賞3着。叔母のアーモンドアイは牝馬三冠馬でジャパンC、ドバイターフ、天皇賞（秋）など国内外でGⅠ9勝をマーク。また本馬の従兄弟コンティノアールはUAEダービーの3着馬です。遡ると4代母セクスアピールの仔には英G1デューハーストS勝ちのトライマイベストと愛ダービーなどG1を3勝のエルグランセニョールのきょうだいがおり、現役成績はもちろん種牡馬としても名を残した馬たちが輩出されています。

本馬は2020年の北海道オータムセールで902万円にて取引されました。
2021年9月25日の阪神ダート1400m新馬戦でデビューし11着。馬体重は446キロでした。5戦目となった11月の阪神ダート1800m戦で0秒8差の4着となり、3歳時はコンスタントにレースに使われ6度掲示板に載りましたが勝利をあげることができず7月の小倉戦後に兵庫県競馬へ移籍します。
兵庫では2着3回3着1回と惜しい競馬もあったものの未勝利。4歳春からは笠松競馬へ再移籍し、2戦目となった4月の1600m戦で念願の初勝利をあげました。5月の1600m戦で2勝目をマークし、いったん苦戦も昨秋に2着、3着、2着と状態を上げ10月の1400mで通算3勝目。JRAへの再転入要件をクリアしました。
昨年暮れから美浦へ入厩し、1月の東京ダート1400m戦からリスタートして11着。その後5戦に使われ、4月21日の福島ダート1700m戦で逃げて8着に敗退後は全身に疲れが出たためリフレッシュ休養に入りました。現在の調教メニューはフラットコースで3200～4000mを乗られ、1ハロン20～17秒。週に1回は坂路に入り2ハロン15-15という内容です。
所有馬整理の都合で、このタイミングでオークションへ出品させていただきました。
復帰して地方のダートならまだまだ活躍できる馬であり、その血統背景から繁殖入り後も期待が広がる存在といえるのではないでしょうか。
	
記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※有限会社クローバーファーム（北海道沙流郡日高町清畠）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
10月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本 依利子（インボイス登録あり）