トリオ　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父アグニシャインはハービンジャー産駒で、いとこにダービー馬レイデオロ、伯父には帝王賞勝ち馬ゴルトブリッツがいる良血です。デビュー2戦目で勝ち上がりましたが、屈腱炎を発症して長期の休養を余儀なくされます。1年半を超えるブランクを乗り越え復帰を果たし、2戦しましたが白星を挙げることはできずに引退、種牡馬入りしました。血統登録された産駒は初年度が3頭、2年目が4頭と決して多くありませんが、2年目の産駒のサラフォーコンが新潟ダート1200mの未勝利戦を勝ち上がってJRA初勝利を挙げています。地方では4頭が勝ち上がっており、門別でデビューしたダンスショウは高知に移籍し4勝を挙げています。

母系を見ますと、母テラザホットは南関東の短距離戦で7勝を挙げたスピード馬。そのきょうだいも地方競馬で多くの白星を挙げており、5頭が4勝以上。叔父リコーワルサーは鎌倉記念を勝ち羽田盃2着と南関東のオープンで活躍しました。祖母エトワールステージも南関東で11勝と息長く走っており、そのきょうだいには米国のリステッドレース勝ち馬が名を連ねます。3代母ベツェニーズスターの半姉には米G3アシュランドSを勝ちG1モンマスオークス2着のムキーナがおり、一族からは北米の重賞、リステッドレース勝ち馬が多数出ています。

本馬は2023年6月8日に門別1000mの新馬戦でデビューし、中団から食い下がって11頭立ての4着。2戦目は9着と崩れましたが、3戦目には同距離で0秒3差2着と巻き返しました。その後、5着を1回挟み、5戦目から3戦連続で2着となったあと、8戦目の1000m戦を逃げ切って待望の初勝利。その後もう1戦し、大井に移籍しました。
大井では1200mと1600mで3戦しましたが、6着が2度という成績で、3歳初戦からは川崎へ転厩。川崎での初戦となった900mの3歳未格付戦では1番人気に応えて逃げ切り、南関東での初勝利を挙げています。
その後も1000m未満の競走を中心にキャリアを積み、大崩れはしていないものの、なかなか勝ち負けには加われていない現状。それでも、今年の夏以降は差す形が板につき、メンバー上位の上がりタイムをマークして差を詰める競馬ができています。ここ5戦で3度掲示板に乗れており、前走も1秒差の競馬ができました。
ただ、その前走後に左前のひざに熱感があり、検査の結果、骨折ではないものの初期の骨膜炎の症状が出ています。休養がベストの状態となったこともあり、このタイミングでオークション出品を決めました。牡馬にしては小柄ですが、スピード能力に関しては確かなものがありますし、コースを選ばずに頑張ってくれると思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走後は全身にコズミも出ており、歩様ももうひとつです。毎回、差のない競馬で走れていますから、休養で立て直せば、他場でもやれると思います。（川崎競馬・佐藤博紀調教師）


※2024年10月7日の競走後、左前膝に骨膜炎を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・佐藤博紀厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小池 保則（インボイス登録あり）