オースミカテドラル　　牡８歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシア、セリフォスとG1馬を輩出。また、ダートでもブルドッグボス、ノーヴァレンダといったG1馬を出している大種牡馬です。

母系を見ますと、半姉にアルテミスSを勝ったマーブルカテドラル、半兄にはニュージーランドT3着のアサクサダンディがるなど、きょうだいは活躍しており、母ヘルスウォールはチューリップ賞の勝ち馬。その半姉にもデイリー杯3歳S、函館2歳Sで2着のサラトガビューティがいる優秀な血統です。さらに溯れば、米国のリステッドレース勝ち馬である3代母ソロハイナからは、ドバイデューティフリーを勝ったテールアテールなど、多数の重賞好走馬、種牡馬が出ている優秀なファミリーです。

本馬は2016年のセレクトセールにおいて3024万円の値が付き、18年11月24日に京都芝1400mの新馬戦でデビュー。16頭立ての9着となりました。2戦目の京都芝1600m戦では差す競馬に転じてメンバー最速の上がりタイムをマークし、逃げ切り態勢だった勝ち馬をとらえて早くも初勝利を挙げています。
昇級初戦となった阪神芝1600m戦ではミッキーブリランテから0秒4差の4着。2着を1回挟んだあと、5月の京都芝1600m戦では一転して逃げる競馬を見せ、メンバー最速の上りタイムで後続を突き放す完璧な競馬。オープンまで出世したダノンテイオーに3馬身半差をつけて早くも2勝目をマークしました。
2勝クラスでも1秒差以内の安定した走りを繰り返し、4歳夏に札幌芝1500mの羊ヶ丘特別を差し切って3勝目をマークと順調に出世。3勝クラスに入っても1秒差以内の競馬を続けて、5歳12月には中京芝1200mの知立Sでタイム差なしの2着。通用する力は見せていましたが、勝ち切るまでには至らず、7歳4月まで走ってJRAの登録は抹消。当オークションを経て門別へと移籍しました。
ただ、門別ではA1下で着順がひと息だったため、2戦のみで岩手に転入。盛岡では芝1000m戦で3、1、1着と好成績を挙げたのち、水沢の1400mでもメンバー最速の上がりタイムをマークして差し切り、ダートでの初勝利をマーク。その後、盛岡芝でもう1勝を挙げ、船橋へと移籍しています。
船橋では1200m戦を4戦しましたが、格付け的にもA2で相手が強く、掲示板に上がることができなかったため、5月には岩手に復帰。復帰後はダート短距離や芝も試してきましたが、思ったほど成績が上がってきていません。7月の出走後、夏負けのためにリフレッシュ放牧に出しており、今回は頭数整理のためのオークション出品となります。
キャリアの7勝のうち6勝が芝ですが、ダートでも強い競馬を見せており、馬場や相手関係がかみ合えば十分に戦っていけると思います。JRA3勝の実力馬ですし、体調さえ戻れば、もうひと花咲かせてくれるのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
現在、放牧先では毎日マシン運動を60分消化しており、トレッドミルでダク運動を行っています。岩手ではC2からのスタートになります。（盛岡競馬・櫻田康二調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※グレイトフルホースファーム（岩手県八幡平市松尾寄木）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
10月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鶴谷 義雄