トレジャーボックス　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

本馬は体質の弱さがあったため、成長を促しながら調整。じっくり進めてきたことも良かったのか、2歳の夏は450㎏台でしたが3歳2月の入厩時には500㎏近くまで馬体重が増えてきました。ところがゲート練習を始めたところで右前を挫跖。ひと息入れて立て直すことになりました。これが尾を引いて再びトレセンに戻ってきたのは7月中旬。そこからは概ね順調に追い切りを重ね、8/17中京芝1600でデビューしました。既走馬相手ということもありましたが、追走に手一杯で最下位での入線。タイムオーバーを課せられたことから、一旦、地方競馬に転籍して中央再転入を目指すことになりました。笠松で2戦しましたが、どちらも後方から見せ場のないレース。残念ながら断念することになりました。攻めの雰囲気は悪くありませんが、どうしても自分からハミを取らないところがあります。気持ちの面で改善されてくれば、変わり身も期待できるのではないでしょうか。また、近親には、G1レース6勝を含むダート交流重賞競走9勝、NARグランプリ年度代表馬に4回輝いたフリオーソ、金杯競走連覇に加え大井記念を制覇しているトーセンルーチェがいます。更に本馬の兄5頭は地方競馬で計12勝と地方競馬に強い血統背景を持ち合わせ、4歳時に初勝利を挙げているケースもあるため、これからの可能性を秘めていると思われます。

24年3月に右前を挫跖した際、回復に時間を要したように蹄質の弱いところはあります。ただ、その後は特に不安は出ていません。
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【本馬についての現状説明】
挫跖が長引いてデビューが遅れたようですが、こちらにきてから蹄の不安はありません。普段は手が掛からないし、大人しい馬です。ただ、調教からそうですがなかなか走る気を出してくれないところがあります。他の馬と一緒にいればそれなりについていきますが、離されてしまうとダメ。鞍上が促してもハミを取ってくれません。おそらく、まだ競馬を分かっていないだけ。脚元や飼い喰いなどに問題はないし、馬っぷりも悪くありません。使いつつ気持ちの面で変わってくれば、もっと走れるのではないでしょうか。（笠松競馬・加藤幸保調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※笠松競馬場・加藤幸保厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン（インボイス登録あり）