ジャポネ　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシア、セリフォスとG1馬を輩出。また、ダートでもブルドッグボス、ノーヴァレンダといったG1馬を出している大種牡馬です。

母系を見ますと、母テーブルロンドはフランスでリステッドレースを勝ち、G3リューリー賞2着。半姉ロマンシングブルーはJRAの芝で3勝、ミッキーツインクルは芝で新馬勝ちし、忘れな草賞で2着となりました。伯父には日本で走り函館記念、京都大賞典で2着のアンコイルド、伯母には米G1デルマーオークスなどを制したアモラマがおり、いとこには仏G2オカール賞を勝ってG1パリ大賞2着のAmpereや、仏G1ジャンロマネ賞などを制したOdelizなど2010年代以降の活躍馬がいます。さらに溯れば、仏G1ガネー賞勝ち馬の4代母トリリオンは、愛2000ギニーや英チャンピオンSなどを制した名馬トリプティクの母でもあり、欧州で多数の一流馬を送り出す名門一族です。

本馬は2021年のセレクトセールにおいて4730万円で購入し、24年6月1日に東京芝2000mの3歳未勝利戦でデビュー。後方から差を詰める脚を使いましたが、15頭立ての11着に終わりました。
体が10kg絞れた2戦目の東京芝2400m戦ではメンバー最速の上がりタイムをマークして6着まで追い上げ前進を示しました。3戦目は福島芝2600mの1勝クラスに格上挑戦し、ここは脚を使えずに最下位の12着。この3戦でJRAの登録は抹消し、岩手に移籍しています。
移籍初戦は盛岡ダート1200mの3歳C2戦に出走。経験のないダート短距離でしたが流れに乗って運び、ラストは甘くなりましたが2着と0秒6差、3着とは0秒3の7着。その後、水沢1300m戦を2走し、ともに6着。前走は再度盛岡ダート1200m戦で5着と、徐々に着順を上げてきましたが、今回は頭数入れ替えのタイミングもあってオークション出品を決めました。
デビューが遅れた馬でキャリアも浅く、本格化を迎えるのはまだ先。ダートの走りにも慣れてきた印象がありますし、経験を積むごとに血統の良さが出てきてくれるのではないでしょうか。古馬になってからの活躍にご期待いただければと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
暑い時季に夏負けの傾向がありましたが、涼しくなってだいぶ前進気勢が戻ってきました。9月30日の水沢では他馬の影響でゲートやり直しとなり、2回目のゲート入りで立ち上がって注意を受けています。ゲートは尾持ちで対応してください。なお、調教中に咳をするときがあります。また、水を飲むと鼻から水が出ますが、競馬には影響ありません。（水沢競馬・小林俊彦調教師）


※2024年9月30日の競走において、枠内で起立したことについて注意を受けています。

※2024年7月21日の競走において、枠内駐立不良（暴れる）となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※水沢競馬場・小林俊彦厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：落合 幸弘（インボイス登録あり）