キアンクラッシコ　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父モーニンはヘニーヒューズ産駒の米国産馬。3歳5月のデビューから4連勝を飾り、重賞初挑戦の武蔵野Sで3着に敗れて連勝は止まりましたが、4歳初戦の根岸Sを制してタイトルを獲得すると、続くフェブラリーSではノンコノユメの追撃を振り切り、わずか7戦のキャリアで砂の頂点に立ちました。その後は斤量との闘いもあってなかなか思うように白星を挙げられませんでしたが、6歳時には韓国に遠征してコリアスプリントに優勝するなどハイレベルな活躍を続け、7歳秋まで走り引退、種牡馬入りしています。初年度産駒は2023年にデビュー。10月の京都でJRA初勝利を挙げたブルーサンは大井の雲取賞に優勝し、いきなり交流重賞勝ち馬が誕生しました。その後も産駒はダート中心に勝ち星を伸ばしており、地方競馬では続々と重賞勝ち馬が生まれています。

母系を見ますと、半姉スノーガーデンはJRAの芝で勝ち上がったのち、岩手のダートで6勝。その他のきょうだいは2頭が地方競馬で白星を挙げています。母ユキノレッシャはJRAで2戦0勝でしたが、叔父にJRA4勝のグランドサッシュや同3勝のタガノカムイがおり、母のきょうだいは堅実。いとこには重賞3勝を挙げたカラテがいます。JRA3勝の祖母レイサッシュのきょうだいには香港ヴァーズなどを制したステイゴールドやローズS、クイーンSを勝ったレクレドールがおり、近親には秋華賞、ジャパンCを勝ったショウナンパンドラ、重賞2勝を挙げ皐月賞、菊花賞、ジャパンC2着のドリームパスポートなど活躍馬が多数。勢い、発展性十分の名牝系です。

本馬は2023年9月15日に川崎900mの新馬戦でデビューし、4番手からメンバー2位に上りタイムをマークして追い上げましたが、前を捕えきれずに3着まで。2戦目は1400mの2歳5組戦で7着に終わり、これで2歳戦は終了。一旦休養に入りました。
5カ月ほど休ませて成長を促し、3歳3月に復帰。1400m戦で復帰戦は5着、2戦目は7着ながら時計を詰め、3戦目に浦和1400m戦で早め先頭から後続を突き放し、5馬身差の完勝で待望の初勝利を挙げました。
勝ち上がったあとは末脚不発の競馬が2戦続きましたが、6月に1500mの3歳3組戦でメンバー上位の上がりタイムをマークして1秒差の4着。8月にも同舞台の3歳2組戦で0秒7差の4着となりました。
前走は格付け初戦で1400mのC2戦に出走。最内枠からの発走でダッシュがつかず、道中は大きく置かれた最後方に。ラストはエンジンがかかり、メンバー最速の上がりタイムをマークしましたが、さすがに前半のビハインドが大きく12頭立ての11着に終わりました。
いい末脚を見せてくれる一方、成績が安定してこない面もあり、今回は入れ替えのタイミングもあってオークション出品を決めました。魅力のある血統でまだ伸びしろを残していると思いますし、古馬になってからの成長にもご期待いただければと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
まだ線が細く、腰にも緩さを残しており、成長途上といった印象です。（川崎競馬・鈴木義久調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※服部ステーブル（茨城県稲敷市蒲ケ山）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
10月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：三木 康史（インボイス登録あり）