ツルマルハート　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父アポロケンタッキーはDanzigの直仔でメトロポリタンHなど米G1・3勝を誇るLangfuhrを父に持ち、500㎏を優に超える大型馬として4歳時に本格化しました。春に準OP、仁川S、ブリリアントSと3連勝で弾みをつけると、秋はみやこSで重賞初制覇を果たし、暮れの東京大賞典でG1タイトルを獲得。5歳時には日本テレビ盃に勝ち、その後も川崎記念2着、かしわ記念3着などダートの頂上決戦で息長く上位争いを演じ、7歳秋に引退して種牡馬入りしました。初年度は77頭、2年目は61頭に種付けし、ファーストクロップが2023年にデビュー。スピードパンサーが12月の中山ダート1200mでJRA初勝利を挙げれば、地方競馬でも重賞ウイナーのリメンバーアポロ（重賞・金沢ヤングチャンピオンなど金沢5勝）や、南関東3勝、門別2勝のケンタッキースカイ、大井3勝のムサシジェリーナ、佐賀3勝のフークファンタジー（重賞・佐賀若駒賞2着、花吹雪賞3着）など、続々と勝ち名乗りを挙げています。混じり気がない北米血統のスピードとパワーの継承に期待は募るばかりです。

母系に関しては、伯父にサウンドバスター（京都新聞杯3着）がいる他、近親にカゼニフカレテ（愛知杯）がいます。母トコロロは不出走でしたが、兄姉は5頭のうち半姉サンダラボッチが高知1勝を挙げています。

2022年の北海道セプテンバーセール出身（605万円）の本馬は、ホッカイドウ・堂山芳則厩舎から2023年6月22日の門別ダート1100mでデビュー。11頭立ての中団からジリジリと脚を伸ばし、1秒1差の4着に入ります。2週後の門別1700mでは12頭立ての中団から伸び切れず、0秒9差の7着。4週後の門別1100mでも12頭立ての8着（1秒7差）と進境は見られず、この一戦を機に愛知競馬へ移籍となります。

愛知・宇都英樹厩舎での初戦は2023年9月7日の名古屋ダート920m。9頭立ての後方2～3番手追走となりましたが、メンバー最速の上がりで追い上げ、0秒8差の4着に入ります。2週後の名古屋1500mでは11頭立ての6着（2秒4差）と進境は見られませんでしたが、さらに2週後の同舞台では11頭立ての中団前めから4コーナーで射程圏に入り、直線もしぶとく伸びて0秒9差の2着に好走します。さらなる前進が期待されましたが、以降2戦して4着1回が最高で、11月15日の名古屋1500mで12頭立ての10着（2秒6差）に敗れたのを機に岩手競馬へ移籍となります。

岩手・小林義明厩舎での初戦は2023年12月11日の水沢ダート1400m。10頭立ての中団から伸び切れず、2秒3差の7着に敗れてしまいます。以降、水沢での2戦も9、7着と苦戦が続きましたが、5月の盛岡ダート1400mでは8頭立ての最後方から3～4コーナーでポジションを上げつつ直線へ向くと、メンバー最速の上がりを駆使して1秒2差の2着まで追い上げます。変わり身を感じさせましたが、以降は岩手で4戦して4着1回が最高。7月1日の盛岡ダート1400mで12頭立ての9着（2秒8差）に敗れたのを機にホッカイドウ競馬へ移籍となります。

今の沼澤英知厩舎での初戦は先週10月24日の門別ダート1200mに臨みましたが、12頭立ての中団から伸びを欠き、1秒7差の8着に終わっています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
転厩初戦の前走は休み明けで仕上がり途上でした。使って良化は見込めると思います。門別競馬の終了、頭数整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。（ホッカイドウ競馬・沼澤英知調教師）


※南関東4競馬場へ転入が可能です。

※門別競馬場・沼澤英知厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鶴谷 義雄（インボイス登録あり）