ギャラントエルフ　　セン３歳　　※地方競馬　在籍

気難しい面があり、馴致を終えるのに時間が掛かり、人を背にできるようになったのが2歳の4月と通常よりも大幅に遅れました。また、同7月には管理予定調教師の指示の下で気性の改善を図るために去勢したこともあり、馬場入りできるようになったのが同8月。その後も気性の成長や体力の強化を念頭に進め、中央競馬に入厩したのが3歳の7月と更に時間を要すことになりました。入厩後はゲート試験に合格し、出走させようと思えば投票可能の水準までは何とか達しましたが、本馬の今後を考えると中途半端な状態で出走させることはプラスではないとの判断に至り、一旦、地方競馬に転籍して中央再転入を目指すことになりました。再び状態を整えた上で、盛岡競馬場に入厩してからはここまで4戦して5着2回。レースを経験させながら、少しずつレース内容が良化している途中ではありましたが、11/3のレース後の上がり運動中に鼻出血を発症しました。出血は一旦止まったものの、上がり運動を終えて馬房に戻ってから再度出血しています。なお、外傷性の鼻出血ではなさそうとの診断で、今後出走するまでにはある程度の期間の休養が必要であると思われます。まだ、心身ともに幼い面が多い等、成長の余地が残されている点の改善次第では、変わり身も大いに期待できるのではないでしょうか。

【本馬についての現状説明】
気難しいところがあり、乗り運動を始めるのに時間が掛かったと聞いていましたが、入厩前に在厩していた育成場と同様に、3歳の8月に入厩してきたときも落ち着いていましたし、全く問題なく調教を行えました。普段の扱いにも困ることはありませんし、徐々に幼いところは改善されているのだと思います。レース前にスイッチが入りうるさい面を見せるところがあっても、使っていく中で中央競馬経験馬を相手に先行できるようになる等、経験を重ねるうちに少しずつ良くなっていますから、今後の精神面や肉体面の成長如何では変わってくる可能性は十分あるのではないでしょうか。ここまでの成績が、能力の限界ではないと感じています。（盛岡競馬・櫻田康二調教師）


※2024年11月3日の競走後に、鼻出血を発症しています。

※気性の改善を促すことを目的として、2023年7月20日に去勢手術を行っています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※盛岡競馬場・櫻田康二厩舎（岩手県盛岡市新庄上八木田）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン（インボイス登録あり）