ファインプリンセス　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父ファインニードルは2、3歳時こそ条件戦で勝ったり負けたりを繰り返していましたが、4歳以降に本格化。秋のセントウルSで重賞初制覇を飾ると、翌年はシルクロードS、高松宮記念を連勝し、G1ウイナーの仲間入りを果たしました。同年の秋にはセントウルSを連覇して挑んだスプリンターズSも制し、春秋スプリントG1を制圧。香港スプリントで8着に終わったのを最後に引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2022年。7月の小倉芝1200mで産駒のJRA初勝利を挙げたウメムスビは、カンナSにも優勝。クルゼイロドスルはジュニアC、関越Sを勝っています。2世代目もカルチャーデイ（ファンタジーS）、スカイキャンバス（函館2歳S3着）といった重賞活躍馬が登場。地方でもダイジョバナイ（笠松・ぎふ清流C）といった重賞活躍馬が出ています。芝、ダートを問わずマイル以下での勝ち上がりがほとんどですが、血統背景を考えれば中距離で活躍する子供が出てきても不思議はないでしょう。

母系に関しては、伯母にレディオブオペラ（淀短距離S、シルクロードS2着）、伯父にコモドー（重賞・佐賀皐月賞2着）がいる他、近親にDevotee（米G1アルシバイアディズS3着）がいます。母プリンセスケイトは東京ダート1400mで新馬勝ちし、JRA6戦1勝。初子で現4歳の全姉サティンボディスは園田1勝を挙げています。

本馬は、栗東・昆貢厩舎から2023年8月19日の小倉ダート1700mでデビュー。16頭立ての中団から伸び切れず、勝ち馬から1秒4差の7着に敗れてしまいましたが、勝ち馬コパノアントニオはのちに2勝クラス、2着ジャスパーロブストは3勝クラスまで上がり、3着アンデスビエントは関東オークス優勝と相手もそろっていました。5カ月あけて今年1月の京都ダート1400mでは、レース中の鼻出血発症もあり、15頭立ての11着（2秒2差）。1カ月の出走制限が明けての小倉ダート1700mでは14頭立ての6着（1秒8差）と盛り返したものの、中2週で迎えた3月23日の阪神ダート2000mでは、13頭立ての5番手から4コーナーで後退してしまい、最終的に6秒3差の12着。再び鼻出血を発症したことが判明し、当オークションを経て兵庫競馬へ移籍となりました。

今の兵庫・田中一巧厩舎での初戦は5月29日の園田ダート1400m（3歳C1）。12頭立ての最内枠から先手を取ると、直線で楽に後続を突き放し、5馬身差で待望の初勝利を収めます。約4カ月後の同舞台では、古馬をまじえたC3クラスでしたが再び先手を奪い、2秒3差の楽勝。3週後のC2クラスの同舞台でも0秒2差で逃げ切り、移籍後無傷の3連勝を飾りました。3週後の前走は先週11月6日のC2特別戦（園田1230m）で、ここでは先手を取り切れず、12頭立ての4番手追走となると、3～4コーナーで手応え的に厳しくなり、1秒1差の8着に終わっています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前回のオークション出品時に鼻出血の履歴がありましたが、移籍後はレース、調教ともに一度も鼻出血はありません。一度しっかり休養を入れたことが良かったのかもしれません。普段は大人しく、何も問題ないですが、レース映像を見ていただければ分かるように尻尾を振る仕草が多く、しまいも追うと騎手に反抗するような素振りを見せており、レースにおいての気性面が課題です。前走も気性面の悪いところが出てしまったと思います。それ以外に脚元等に問題はありません。（園田競馬・田中一巧調教師）


※2024年1月27日、2024年3月23日の競走中に鼻出血を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬場・田中一巧厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：稲場 澄（インボイス登録あり）